映画やドラマ制作者の間で、兵庫県の淡路島がロケ地として注目を集めている。昨年のNHK連続テレビ小説「まんぷく」や、今年公開の映画「引っ越し大名!」などの人気・話題作が島内で撮影。「(これまで人気だった)沖縄に代わるロケの聖地」と称賛する音楽・映像プロデューサーも。彼らが淡路島に注目するワケとは-。 (豊田昌継) 沖縄や海外と勘違い 「沖縄と違って、島が手つかずで呼吸している。映像を手掛ける者にとって、撮る楽しみと可能性がここにはある」 アーティストのミュージックビデオ(MV)などを手掛ける東京在住の音楽・映像プロデューサー、藤本幸司さんは淡路島の魅力をこう話す。 神戸市在住のChizuRu&村上二郎さんが歌う「ふるさと淡路島小唄」のダンスバージョンのMV撮影を担当するにあたり、これまでに何度か島を訪れた。「制作の参考に知人が撮った淡路島の映像を見たが、沖縄や海外と勘違いするほどだった」 地