クリックして拡大する東京電力福島第1原発で被ばくした社員の状況について説明する関電工の広報担当者=25日午前、東京都港区の本社 東京電力福島第1原発で社員が被曝した関電工の本社(東京都港区)では、25日朝から当時の作業内容や社員の容体などについて担当者が確認に追われた。3人の被曝線量は緊急時の上限を上回る173~180ミリシーベルト。担当者は「こんな量の被曝をしたことはない」と戸惑いの表情を見せた。 関電工によると、入院した2人は原子力部の社員で、1人は20代後半で入社3年、もう1人は30代前半で入社11年。被曝した残る1人は下請け会社の社員。広報担当の前田克哉総務部副部長は被曝した社員らについて「首都圏の電気を守る使命感と不安の交じった気持ちであったはずだ」と思いやった。 社員2人は作業中、長靴を履いていなかった。前田副部長は「現場の安全を確保することは当然の責任だ」としており、装備が適