「推し」を人質から解放せよ/跳躍する時間を僕らは(20210613日記 映画『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見た) 同じ時間を生きなかった貴方へ 「推しを人質にとられる」って誰かが言ってるのを聞いたことはある? 「推し」の定義について話すのはまた別の機会にするけど、これはあらゆるコンテンツの観客に「推し」文化が拡散した際に付随して広まった考え方で、最初に言い出したのは舞台俳優のファンの可能性が高い気がするんだけどどうかな。「推し」の出る舞台に、さまざまな思いを抱えて足を運んだことは、演劇の観客をやっていれば一度や二度ではないと思うし。 観客としての僕たちは、鑑賞対象としての作品に本来なんの責任もない。例えばテレビ番組なら、録画して好きなシーンだけ何度も見ていいし、倍速で見たっていい。メディアミックスされてるコンテンツだからって全容を把握する必要もない。映画ならチケットをもぎら