大型のシステム障害の詳細が見えてきた。全日本空輸(ANA)が2016年3月22日に起こした国内線旅客システム「able-D(エーブルディ、以下では便宜上開発コード名のANACore:アナコアと称す)」のシステム障害では全国49の空港で搭乗手続きができなくなり、ANAと提携航空会社5社の合計で719便、7万2100人以上に影響を及ぼした。インターネットや予約センターでの予約などもできなかった。 ANAは障害発生から8日後の3月30日に経緯や原因を公表、さらに4月11日に弊誌のメール取材に応じ、一段詳しい真相が判明した。 4台のSuperdomeをRACでクラスタリング 今回のシステム障害の中身は3月20日のニュースで報じた通り、4台のデータベース(DB)サーバーが停止したというもの(関連記事:ANAシステム障害の原因判明、シスコ製スイッチの「世界初のバグ」でDBサーバーがダウン)。今回、弊誌
2016年3月22日にANAの国内線システムに障害が発生しました。 全日本空輸(ANA/NH)は、3月22日午前8時20分ごろ発生した国内線予約システム「エイブル」の障害について、午後8時10分ごろ復旧したことを明らかにした。この影響で、22日はANAの国内線だけで146便が欠航し、約1万8200人に影響が出た。遅延便も391便にのぼり、約5万3700人に影響が及んだ。 羽田空港では、多くの人が搭乗手続きや手荷物を預けるため、チェックインカウンター前に列を作っていた。マイレージ上級会員向けの専用保安検査場も、多くの人が並んでいた。 他社にも波及 同じシステムを使用するスターフライヤー(SFJ/7G、9206)とエア・ドゥ(ADO/HD)、ソラシドエア(旧スカイネットアジア航空、SNJ/6J)、アイベックスエアラインズ(IBX/FW)も影響を受け、ANAと同じトラブルが発生。欠航や遅延が生じ
IT Leaders トップ > 経営課題一覧 > 業務改革 > ザ・プロジェクト > ANA、国内線の旅客システムをオープン化、34年間のメインフレームの歴史に終止符 業務改革 業務改革記事一覧へ [ザ・プロジェクト] ANA、国内線の旅客システムをオープン化、34年間のメインフレームの歴史に終止符 2013年11月15日(金)緒方 啓吾(IT Leaders編集部) リスト 30年以上にわたり使い続けたシステムを入れ替える。企業ITに携わる人間ならば、その困難さを想像するのは難しくないはずだ。このほどANAは、8年間の歳月をかけて、国内線の予約、発券、搭乗業務を支える旅客システムをオープン化。34年間、ビジネスを支えたメインフレームに別れを告げた。プロジェクトの指揮官に話を聞く(文中敬称略)。聞き手:田口 潤 IT Leaders発行人 Photo:陶山 勉 全日本空輸 業務プロセス改
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