「言語を絶する感動」と謳われる本がある。 その本は、第二次世界大戦が終わって間もない1946年にオーストリアのウィーンで出版され、日本では1956年に日本語翻訳版が出版された。 原題は“Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager”。 ――直訳すると「一人の心理学者が強制収容所を体験する」。 その本は、2012年の時点で、世界で1000万部を超えるベストセラーとなっている。
2013年8月7日取次搬入予定 *文芸[ドイツ文学]・人文[ドイツ思想] 労働者―― 支配と形態 エルンスト・ユンガー著 川合全弘訳 本体2,800円 46判並製456頁 ISBN978-4-86503-005-1 激しく変化する世界の中で、卓越した技術をたずさえた新しい人間たちが、来たるべき社会の担い手として登場する。見よ、利害の応酬の彼方から、市民的個人に代わって類型人が、市民的憲法に代わって労働計画が全地球を動員する時代がやってくる。震撼すべき未来の書として八十有余年もの時を越えて、本書は私たちの眼前にその巨大な翼の影を伴いつつ立ちはだかる。開け、この書物を。あなたの行く手を拓くように。【叢書エクリチュールの冒険、第五回配本】 原書:Der Arbeiter: Herrschaft und Gestalt, Hanseatische Verlagsanstalt, 1932. 本書の
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