役者に求められる「知性」とはなにか:つるの剛士の外国人差別発言を契機に、自衛隊コラボアニメ『GATE』を振り返る はじめに:2020年からの再定位 役者にはある種の知性が求められる。知性を欠いた役者(これを「痴性」の発露とでも呼べばよいだろうか)は、舞台の外でおぞましい醜態を晒すことになる。 醜態を晒し続けている役者の一人に、『ウルトラマンダイナ』で主役のアスカ・シンを務めたつるの剛士がいる。彼が「おバカタレント」として持て囃されたのも今は昔、現在はTwitterで無理筋の安倍政権擁護、ありがちな野党批判、差別発言などをひっきりなしに垂れ流すインスタント右翼(普通の日本人ともいう)となってしまった。 彼はつい先日も、自身の畑のパクチーが盗難被害に遭ったことについて、外国人への憎悪を煽るような発言を繰り返しており(下掲記事を参照)、「愛すべきバカ」では済まない次元に足を踏み入れようとしている