自分のホンネはさらさずに、相手のホンネだけを、一方的に探り出せないものか――。 本連載で紹介するのは、そういう心理テクニックである。 人間関係の多くは、ホンネの探りあいによって決まる。相手のホンネをつかんだほうが心理的に優位に立つことができ、会話をリードすることができる。逆に、ホンネを読まれたほうは、相手のいいように振り回されてしまう。相手のホンネを読む一方で、絶対にこちらのホンネは読ませないということは、相手を制するためにとても大切なことなのである。 成功したければ 「お人よしに」はなるな お人よしになってはいけない。自分のホンネをみすみす相手に読まれてはいけない。自分のホンネ、自分の望みは、最後まで隠し通すことが必要である。ホンネを読まれると、組しやすい人物、とるに足りない人物だと思われてしまうからだ。 イタリアの思想家マキャベリは、『君主論』の中で、次のように述べている。
ビル・ゲイツのスピーチ「学校では教えてくれない人生に役立つ11のルール」 ビル・ゲイツがあるハイスクールでスピーチをした、「学校では教えてくれない人生に役立つ11のルール」というものがインターネットで出回っています。 実際は彼自身の言葉ではなく、彼が抜粋でチャールズ・J・サイクスの著書「Dumbing Down Our Kids」から引用したものだそうです。 欧米的なルールではありますが、なかなか的を射た面白いルールなのでご紹介します。 人生は公平ではない。それに慣れよ。 世界は君の自尊心を気にかけてはくれない。君の気分に関係なく世界は君が仕事を終わらせることを期待している。 高校を出てすぐ6万ドルの年収を稼ぎはしない。携帯電話(当時は高かった)を持った副社長にもならない。自分で両方を稼ぎ出すまでは。 先生が厳しすぎると思うなら、上司を持ってみろ。 ハンバーガーを引っくり返すということは沽
皆さんはこんな経験をしたことはありませんか? バス停でバスを待っているのに、バスが定刻通りに来ない。このままではアポイントの時間に遅刻しそうで、焦って何度も腕時計を眺めたり、道をのぞき込んだりして、イライラする…。 しかし、こんな時はどんなに焦ったところで、バスが来る時間は変えられません。イライラする暇があるのなら、バスが来るまでの間、雑誌を読んだりして待つ方が生産的です。 「変えられないこと」にイライラして感情を乱し、エネルギーをそがれるのは無駄です。「変えられること」だけにエネルギーを集中するべきでしょう。 そのためには、自分自身をコントロールして、変えられることと変えられないことを区別し、変えられることだけにエネルギーを注ぐという視点を持つことが大切です。 この視点が、今回解説する「対自分力」を高めるためのポイントになります。 セルフコントロール能力の8つの分類 対自分力とは、行動や
その社長は、ひとつところに5分といることのない方だった。 実に忙しないのである。 どのくらい忙しないかというと、営業部に立ち寄ると、立ったまま報告を聞いていくつかの指示を出し、隣の販売部に行ってまた同じことをやり、すぐそのあとで仕入れ部に行って業者が持ち込んだ試作品を手にとって眺めたり、それが食品ならつまんでみたり、部員と業者のあいだで仕入値で折り合いがつかないと知ると、よし、じゃあ××円でいこう、と即断し、また次の部署に移るといった具合だった。取り立てて用のない部署を通るときにも素通りすることはなく、必ず何かしら一声かけて行く。 私がその社長の密着取材をしたのは4年前のことだ。丸々3日間、金魚のフンのごとく後ろをついて回ったが、事件取材で現場を歩くのとどっちが歩くだろうと思えるほど歩かされた。万歩計を持ってくりゃよかったと思ったほどだ。 本社社屋はというと、見た目も造りも体育館と何ら変
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