日本共産党は、先日の衆院選で8議席から21議席と躍進を遂げた。議席が増えたことに伴い、財政面でも嬉しいニュースがあった。選挙の際に収めた供託金うち、約8億円が返ってくるというのだ。 衆院選に出馬する場合、小選挙区の場合は300万円、比例区単独の場合は600万円、小選挙区と比例区の重複立候補の場合は小選挙区300万円と比例区300万円の合計600万円を、法務局あるいは地方法務局に供託しなければならない。共産党の場合、今回の衆院選では小選挙区で292名、比例区で42名を立てたため、10億7100万円を収めていることになる。 この供託金は次のようなルールに基づき、没収される。小選挙区では、「選挙区での得票数が有効投票総数の10%に満たない」場合に没収される。比例区の場合には、やや複雑で、「重複立候補者のうち小選挙区当選者数に300万円を掛けた金額」と「比例の当選議席数を2倍にしたものに600万円