「日本のSI産業は、多くの場合、エンジニア職が『キャリアのゴール』にはなっていませんよね? でも、マネジメントサイドには回らず、ずっと現場で開発に携わっていたいという人は少なくない。だから、わたしたちの会社は“生涯現役”でやっていきたいというエンジニアが思いを果たせる場所になりたいのです」 そう語るのは、Webシステム開発会社ケイズ・ソフトウェア(以下、ケイズ)の代表取締役である亀井大輔氏。同社は2000年に創業して以来、確かな技術力で国内最大手のECサイト構築を中心に案件を獲得し続け、事業も人員も堅実に拡充してきた。 冒頭の発言は、自身がエンジニアであること、そして、腕の良いエンジニアがもっと活躍できる場を作りたいという考えが背景にある。 亀井氏は、大学在学中にCやPerlを学んだことでプログラミングに魅せられ、エンジニアとしてのキャリアをスタート。その後、SIer勤務や大手ベンダーへの