当ブログで度々取り上げている内容であり、なぜ今頃記事になるのかよく分かりませんが、 企業の現預金、最多の211兆円 人件費はほぼ横ばい https://t.co/wz7kzSFxHI — 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2017年11月11日 参考に財務省「法人企業統計」より全産業(全規模・金融業、保険業を除く)のグラフと補足説明です。 現預金も増えてはいますが、それよりも増加が著しいのが投資有価証券の株式です。この二つが利益剰余金(いわゆる内部留保)の増加と対応しています。 株式と利益剰余金が急増し始めたのは20年前の金融危機後ですが、それと逆行するように、生産設備等のその他の有形固定資産が減少に転じています。 利益と配当金は激増していますが、 人件費は20年間停滞を続けています。 企業業績と賃金の連動が切れる代わりに、雇用の「量」との連動が強まっています。*1