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映画に関するkyfujitaのブックマーク (9)

  • アキ・カウリスマキ映画を解説。物質主義社会の片隅で生きる人々の居場所を描き続ける | NiEW(ニュー)

    独特のユーモアと、端正な画面構成が多くのファンを惹きつけるフィンランドの映画監督、アキ・カウリスマキ。2017年に映画監督として引退を宣言した彼が、最新作『枯れ葉』で復活を遂げた。 その最新作を前に、「カウリスマキがどんな監督なのか」「なぜ多くのファンから支持されているのか」と気になっている読者も多いだろう。そこで記事では、監督の大ファンでもあるライター・木津毅に、カウリスマキの過去作を振り返りながら、その作家性・魅力を掘り下げてもらった。 「社会の片隅で生きる人々をまなざす作家」の引退宣言と復帰 労働者の庶民こそが映画の主人公である――アキ・カウリスマキはその姿勢を貫き続けてきた映画作家だ。そこには大きく言って2つの意味がある。1つは、社会の片隅で生きる者たちにこそ光を当てるということ。もう1つは、そんな名もなき者たちのささやかな人生にも、映画で描かれるべき瞬間が宿っているということだ

    アキ・カウリスマキ映画を解説。物質主義社会の片隅で生きる人々の居場所を描き続ける | NiEW(ニュー)
  • (評)「記者たち」「バイス」 愛国主義へ一撃、伝統のエンタメ:朝日新聞デジタル

    米国は、やる時はやる国である。いい意味でも悪い意味でも――。そう思わせる米映画が相次いで公開された。ロブ・ライナー監督の「記者たち 衝撃と畏怖(いふ)の真実」とアダム・マッケイ監督の「バイス」。2作品とも、2001年の同時多発テロの後、ジョージ・W・ブッシュ大統領がイラクとの戦争へ突き進んでいった…

    (評)「記者たち」「バイス」 愛国主義へ一撃、伝統のエンタメ:朝日新聞デジタル
  • 『サウルの息子』感想 - 沼の見える街

    映画『サウルの息子』観ました。ヒューマントラストシネマ有楽町、1000円。こんなに重い映画はないというくらい、重い重い、凄まじく重い話なのですが、見終わった後にはほんの少しだけ温かい感情が残る…そんな映画でした。 1944年、第二次世界大戦の時期にアウシュヴィッツ収容所で、殺害された大量のユダヤ人の屍体を処理するために、「ゾンダーコマンド」という部隊が作られました。そしてその「ゾンダーコマンド」もまた、ユダヤ人で構成されているんですね。ゾンダーコマンドに任命されたユダヤ人は、同胞を殺し、その「後片付け」をさせられることと引き換えに、わずかながらの自由と安全を得られるのです。 もうこの簡単な説明なだけで眩暈と吐き気がしてくるような極限状態ですが、作り話ではなく歴史的な事実です。もちろんこの映画のお話自体はフィクションであるものの、かろうじて残った証拠や証言などを元に、こうした酷い仕打ちが全て

    『サウルの息子』感想 - 沼の見える街
  • 映画「サウルの息子」の感想 | 灰色の記憶

    ナチ映画は掃いて捨てるほどあるが、これは色々な意味で凄い映画である。 正直余り期待していなかったのだが、それは予告編のバックミュージックにヘンリー・パーセルの「アーサー王」を使っていたせいである。なんで大陸・中欧の1940年代ナチ強制収容所映画紹介に、強烈にイギリス上流階級臭い17世紀の英国バロック音楽なんか使うのだろうか?実際映画を見たらそんな場違いな音楽など一度も挿入されていなかった。広報のセンスを疑う代物である。 大体ナチ映画ドイツ映画、もしくはドイツ等中東欧から亡命したユダヤ系アメリカ人が造るハリウッドのユダヤ映画である。それは恐らく双方にとって拭い難い暗い記憶であり、それ以降の双方の世界を変えてしまった出来事であるから、ねちっこく何度も(時には採算を度外視してまで)制作し続けるのである。しかしこの映画は違う。アメリカやイスラエルへ移民することなく中央ヨーロッパ・ハンガリーに留ま

    映画「サウルの息子」の感想 | 灰色の記憶
    kyfujita
    kyfujita 2017/09/17
    すごくいい
  • 『ル・モンド』紙の『この世界の片隅に』評を訳してみました。 - ラジオ批評ブログ――僕のラジオに手を出すな!

    『この世界の片隅に』:戦時下日の主婦の白昼夢 小さな物語と大きな歴史を混ぜ合わせる片渕須直のアニメ映画 マチュー・マシュレ 『ル・モンド』からのアドバイス——見逃してはならない 日のアニメーションの大きな力のひとつは、そのリアリズム的なアプローチであり、それは空想を描写する場合にもおよぶ。その点で、アヌシー国際アニメーション映画祭の審査員賞受賞作である『この世界の片隅に』という長編映画が最も際立っているのは、1930年代から原子爆弾投下後の1945年の降伏までという、日史の運命の13年間を、ひとりの控えめな女性という存在、ひとりのぼんやりとした若いを通して振り返る強烈な野心においてである。 漫画家・こうの史代の漫画を原作とするこの映画は、57歳の控えめなアニメーターであり、例えば宮崎駿や大友克洋の演出補を務めた、片渕須直の最新監督作である。彼はいくつかの知られざる作品を手がけており

    『ル・モンド』紙の『この世界の片隅に』評を訳してみました。 - ラジオ批評ブログ――僕のラジオに手を出すな!
  • 「鬼郷」旋風は慰安婦合意に対する市民の劇場デモ

    5日間で100万人...予約率の上昇 「痛々しいけど、必ず見るべき映画」 口コミで広がり団体観覧多い 日軍慰安婦として連行された少女たちの物語を描いた映画『鬼郷』が、封切りから5日で観客100万人を突破し、映画界で旋風を巻き起こしている。日の誠意あるおわびすら盛り込まれなかった韓日慰安婦問題の合意で再び傷つけられた慰安婦被害ハルモニ(お婆さん)を癒すと共に、歴史教科書の国定化を強行するなど、過去の歴史問題における朴槿恵(パククネ)政権の後ろ向きな姿勢を阻止しようとする市民の意志が集まり、誰も予想できなかった『鬼郷』シンドロームにつながっているものと分析される。 29日、映画振興委員会の映画館統合ネットワークによると、『鬼郷』を見た観客数は106万1271人に達する。事前予約率は同日午後基準で33.3%を示し、9日連続で1位の座を守っている。三一節を迎え、日帝国主義に蹂躙された痛々しい

    「鬼郷」旋風は慰安婦合意に対する市民の劇場デモ
  • 窪塚洋介がスコセッシ映画の舞台挨拶で政権批判!「この国のみっともない政府は自国の弱者には目も向けない」 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

    窪塚洋介がスコセッシ映画の舞台挨拶で政権批判!「この国のみっともない政府は自国の弱者には目も向けない」 遠藤周作の代表作『沈黙』を『タクシードライバー』『グッドフェローズ』などの巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化した『沈黙-サイレンス-』が今月21日に日でも公開された。 冷徹に肉体的・精神的拷問を指示する筑後守を演じたイッセー尾形を筆頭に、窪塚洋介、浅野忠信、塚晋也、小松菜奈ら日人キャストの演技は海外メディアでも高く評価されている。 そんな『沈黙-サイレンス-』の初日舞台挨拶で役者陣から語られた言葉が、現在話題を呼んでいる。 『沈黙-サイレンス-』は、キリスト教信者へのひどい弾圧があった1600年代の長崎を舞台に、隠れキリシタンたちとポルトガル人司祭がむごい迫害を受ける物語を通じ、信教や人間の心の弱さについて観る者に考えさせる。この物語は17世紀が舞台だが、弱い者たちを権力者が痛

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  • 安倍政権の打ち出したプロパガンダ映画計画を是枝裕和監督は危惧していた!「映画が日本に利用されている」 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

    先日もサイトで報じた、政府が国策映画事業に乗り出そうとしている問題。 1868年の明治維新から150年の節目となる2018年に実施する記念事業として、明治期の国づくりなどを題材とした映画テレビ番組の制作を政府が支援することを検討しているというのである。菅義偉官房長官はこれに関し、「大きな節目で、明治の精神に学び、日の強みを再認識することは重要だ」とコメントしている。 「明治期の国づくり」限定で国が金を出すのは、言うまでもなく、明治の日を「伝統」などと嘯き、戦後民主主義を否定すること。こういった思想を映画やドラマにまぶすことで、「改憲」への世論形成の後押しにしようと考えているのは明白だ。 この国を戦前に回帰させようとする安倍政権とその背後の極右勢力が企画したプロパガンダ映画計画には多くの批判的な声が寄せられているわけだが、実は、こういった事態に対して以前から示唆的な発言をしていた人物

    安倍政権の打ち出したプロパガンダ映画計画を是枝裕和監督は危惧していた!「映画が日本に利用されている」 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
  • 今、戦争を描くということ/塚本晋也×今日マチ子×荻上チキ、TAMA映画フォーラム『野火』トークショー - SYNODOS

    第二次世界大戦フィリピン戦線を描いた大岡昇平の小説『野火』を映画化した監督・塚晋也氏、そして少女と戦争をテーマにした作品で評価を受ける漫画家・今日マチ子氏、荻上チキを交えて戦争を知らない世代の三人が「戦争を描くということ」をテーマに語り合う。2015年11月22日(日)パルテノン多摩小ホールで開催された第25回TAMA映画フォーラム「今、戦争を描くということ」より抄録。(構成/大谷佳名) ■ストーリー 第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。しかし負傷兵だらけで料も困窮している最中、少ない料しか持ち合わせていない田村は早々に追い出され、ふたたび戻った部隊からも入隊を拒否される。そしてはてしない原野を彷徨うことになるのだった。空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さ

    今、戦争を描くということ/塚本晋也×今日マチ子×荻上チキ、TAMA映画フォーラム『野火』トークショー - SYNODOS
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