7月11日、ルーマニアの蚤の市で「古いタイプライター」として100ユーロで売られたナチス・ドイツの暗号機「エニグマⅠ」が、競売会社のオークションサイトに出品され、11日に4万5000ユーロ(約580万円)で落札された(2017年 ロイター/Octav Ganea) [ブカレスト 11日 ロイター] - ルーマニアの蚤の市で「古いタイプライター」を100ユーロ(約1.3万円)で買った人が、ブカレストの競売会社アートマークのオークションサイトにその品を出品したところ、11日に4万5000ユーロ(約580万円)で落札された。実はこの「古いタイプライター」は、第二次世界大戦時にナチス・ドイツが用いた暗号機「エニグマⅠ」だったからだ。 アートマークの担当者はロイターに「蚤の市でこれを買ったコレクターは暗号学の教授だった。彼は自分が何を買ったか良く分かっていただろう」と述べた。 ルーマニアは1944年