全国的な大雨で、東海道新幹線は、6月2日、東京と新大阪間で運転見合わせとなった。6月3日午前も、東京と名古屋の間で運転見合わせになった。このような報道をするメディアは多いが、背景にある気候変動の影響まで触れている媒体は少ない。 自然災害で公共交通機関がストップするたびに起きる問題、それが、乗客に配られた食品の「賞味期限切れ」。 豪雨避難の客に賞味期限切れ「五目ごはん」 JR西、非常食で配布2023年6月3日付の産経新聞で、豪雨で避難した乗客に対し、JR西日本が賞味期限切れの非常食のアルファ米「五目ごはん」を配ったと報じた(1)。 産経新聞によれば、2023年6月2日、新大阪発白浜行き特急「くろしお5号」が、豪雨のため、和歌山県海南(かいなん)市の加茂郷(かもごう)駅で停車。乗客47名は、和歌山市内のホテルへバスで移動。その後、非常食であるアルファ米の「五目ごはん」が配られた。その後、6月3