東京大学などの研究グループは6月1日、バストの大きさや月経痛の重さなど、女性特有の体質と関連が強い遺伝子が存在している領域を発見したと発表した。より解明が進めば、個人の体質に合ったアドバイスや、病気の予防法を提案できる可能性があるという。 研究グループは、エムティーアイが運営する生理日管理アプリ「ルナルナ」を利用している女性ユーザー1万1348人から得た、遺伝情報と22の体質に関するWebアンケート結果を分析した。 例えば、バストサイズが大きい人と小さい人では、6番染色体と8番染色体に異なる遺伝子の組み合わせが存在することが分かった。月経痛が重い・軽い人、月経中に発熱がある人・そうでない人でも、同様に特定の染色体で違いが見つかったという。 研究成果は、英科学誌「Scientific Reports」(電子版)に5月31日付で掲載された。
「新編世界イカ類図鑑」の表紙。イカが逆さまのように見えるが、学術の世界ではこれが標準だ(東海大学出版部提供) イカは三角頭巾のある方が頭側で、こちらを上に表示した方が良いのか、あるいは逆か――。 イカが「市の魚」の北海道函館市で、ちょっとした“議論”が起きている。10日からは、イカやタコなどを研究する世界の頭足類学者の国際シンポジウムも函館で開かれる予定で、シンポを機に一般の論議も深まりそうだ。 シンポ開催が決まった後の今年4月、米ミネソタ大学の中島隆太准教授(現代芸術)が作成した大会ロゴマークの素案が、各国の学者にインターネットで回覧された。三角頭巾を上にした図案だったが、国内外の学者からは「少し違うぞ」との忠告が続出。中島さんは、一般にゲソと呼ばれる腕の部分を上にした図案に作り直した。 中島さんは「当初の図案は日本の一般的なイカのデザインを意識した」と説明。そのうえで、「今回は専門家の
群馬大学医学部附属病院で、腹くう鏡の手術を受けた患者8人が術後3か月余りの間に死亡していたことを受け、専門の医師で作る日本肝胆膵外科学会は全国の病院を対象に、腹くう鏡の手術のあと短期間に死亡した患者がどのくらいいるのか、緊急の実態調査を始めることになりました。 群馬大学医学部附属病院では今月14日、腹くう鏡を使った肝臓の手術を受けた患者8人が術後3か月余りの間に死亡していたことが明らかになり、病院が詳しい調査を進めています。 これまでのところ手術と死亡との因果関係は分かっていませんが、8人の手術はいずれも高度な技術が必要で、安全性や有効性が十分に確認されていない保険適用外の手術だったということで、全国の専門医で作る日本肝胆膵外科学会は、こうした手術が医療現場でどのように行われているのか緊急の実態調査を始めることになりました。 具体的には、がんセンターや大学病院など全国214の病院を対象に、
【2011年8月16日 CfA】 今まで見つかった中でもっとも暗い系外惑星が発見された。中心星からの光を吸収する大気成分を持つと考えられるが、主要な原因物質ははっきりしていない。今後同様の惑星を発見・観測することで謎の解明が待たれる。 非常に暗いことが判明したのは、りゅう座の方向約750光年先の11等星「GSC 03549-02811」星を回っている木星サイズの巨大ガス惑星「TrES-2b」である。2006年に「大西洋両岸系外惑星サーベイ」(TrES)で発見されたものだ。 米ハーバード・スミソニアン天体物理センターのDavid Kipping氏らは、この惑星をNASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」で観測した。ケプラーはTrES同様、惑星が主星の前を通過する際に起こるわずかな減光をとらえるという手法(トランジット法)で系外惑星の存在を検知するが、非常に高精度で明るさを測定することもできる。
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