先日、ショックなニュースが飛び込んできた。「ABAB上野店」が2024年6月で閉店するという。 【写真】ABABのHPに掲示されている営業終了のお知らせは ABABは、言わずもがなの東京・上野のランドマーク。1階から7階まで衣料品や靴・雑貨の店がひしめくファッションビルだ(地下は食品スーパー)。 開業した年を見ると1945年とあり、つまり昭和20年。終戦の年だ。当時の上野と言えば、混沌とした闇市のイメージが湧く人もいるだろう。その面影を今も残すのはアメ横だが、筆者にとって上野は洋服を安く買える場所だった。 ABAB公式サイトの閉店理由には「建物の老朽化対応並びに耐震措置等のため」とあるが、あらゆるものが値上げする中、もはや「安さ」では勝負できなくなったのだろうか。改めて今の上野、そして今後の上野を見つけに出かけてみた。 ■上野で激安ファッションを楽しむ、定番コース 上野と言っても、買い物を