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ブックマーク / globe.asahi.com (10)

  • 「みんなの文化を尊重」かえって溝広げた? 「多文化主義」問い直すヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+

    色づき始めた秋の森を抜け、波静かな入り江を渡り、スウェーデンの首都ストックホルムの中心部から郊外電車で30分ほど走ると、コンクリートの団地群が姿を現した。低所得の労働者が暮らす街ボートシルカだ。人口の約55%はシリア、アフガニスタン、インドなどからの移民やその子どもたちで、国籍は160にも及ぶという。 8月、ここで深夜に犬を散歩させていた12歳の少女が射殺され、社会を揺るがした。近くでは毎晩、武装した移民系若者らによると見られる発砲音が響いており、流れ弾を受けたと考えられた。一帯の治安は数年前から悪化し、「行けない地域」(no-go zone)と呼ばれていた。 コンクリートの団地が並ぶボートシルカの街並み この事件にとりわけ衝撃を受けたのは、ボートシルカで住民の交流の場となってきた「多文化センター」だった。問題を深刻に受け止めたスタッフのミカエル・モールベリさん(56)は、移民の代表者とと

    「みんなの文化を尊重」かえって溝広げた? 「多文化主義」問い直すヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2020/12/08
    受け売り的な話だけど、「一世」と「二世」ではこの辺りの多文化におけるキモってのは違っていて、前者を進めたほころびが一世代レベルの施策の継続の後に賞味期限が切れているみたいな感覚もある。
  • 世界が無視できない「権威主義的ポピュリズム」、こんな人たちが支えている:朝日新聞GLOBE+

    ハンガリー総選挙での勝利を受けて支持者を前に演説するオルバン首相(中央)=2018年4月、ブダペスト、吉武祐撮影 「権威主義的ポピュリズム」は、旧東欧諸国やロシア、トルコなど、いったんは欧米型のリベラル・デモクラシーを目指そうとした国々に近年目立つ。その典型例が、今年発足10周年を迎えるハンガリーのオルバン政権だ。強権ぶりを発揮して国内の改革を次々と断行する一方で、EUなどとは鋭く対立する。 ハンガリーは冷戦時代、社会主義陣営の改革派として知られ、1989年の東欧革命もいち早く国境を開くなど、民主化の先頭に立ってきた。なのに今は、逆に権威主義ポピュリズムの急先鋒(きゅうせんぽう)だ。2010年に権力を握ったオルバン政権が、EUの意向を無視する形で難民を排し、憲法裁判所の権限を縮小し、教育の規制を強化する。 オルバン・ヴィクトル首相自身がかつて、民主化の闘士として改革派の若手グループを率いた

    世界が無視できない「権威主義的ポピュリズム」、こんな人たちが支えている:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2020/01/26
    「お前らの蒔いた種だ」と言い切る清々しさ、敗戦国たるものかくありたいな!>「ハンガリーは均質の国民国家です。第1次大戦の戦勝国がそう決めたのです。その前、私たちは確かに…多国籍多民族国家でしたが」
  • ヤンキースに初の女性打撃コーチ レイチェル・バルコベックが闘ってきた偏見:朝日新聞GLOBE+

    2019年12月10日、報道陣に答えるニューヨーク・ヤンキースの新しいマイナーリーグの巡回打撃コーチ、レイチェル・バルコベック=AP。大リーグ球団初の常勤の女性打撃コーチとされるだけに、米カリフォルニア州サンディエゴで開かれた大リーグのウィンターミーティングに参加すると注目を浴びた

    ヤンキースに初の女性打撃コーチ レイチェル・バルコベックが闘ってきた偏見:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2020/01/18
    ところで「slugfest」は本意が「イモムシの行進」なので、スラッガーが好打者を意味する野球では「乱打戦」だけど、アメフトだと前進しないという本来の文脈で「ロースコアな状態」となる、面白いスポーツ用語。
  • どんどん寿命が短くなるアメリカ人 専門家「この国で何かが起きている」:朝日新聞GLOBE+

    白人層の中に薬物中毒やアルコール依存症などに苦しみ、「絶望死」する人たちが増えているという(写真は文と関係ありません。写真はpicture-alliance/dpa/AP Images)

    どんどん寿命が短くなるアメリカ人 専門家「この国で何かが起きている」:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2020/01/07
    よく海外の社会問題で「他山の石。日本も…」みたいに言われることはあるけど、このアメリカの深刻な薬物依存は、他国とはモノが違う何かのようには思われる。複合的な要因の結果ではあるのだろうけれど…。
  • ソレイマニ司令官殺害と米イラン関係の行方:朝日新聞GLOBE+

    2020年が始まって3日しか経っていないが、いきなり今年最大級のニュースが飛び込んできた。トランプ大統領の命令の下、バグダッド空港近くにいたイランの革命防衛隊クッズ部隊(Quds Force:コッズ部隊、クドス部隊、ゴドス部隊などとも表記する)司令官のソレイマニと、イラクの親イランシーア派民兵組織であるカタイブ・ヒズボラの指導者であり、イラクのシーア派民兵の連合体である人民動員隊(PMU)の副司令官であるムハンディスが殺害された。バグダッド空港には米軍の施設もあり、カタイブ・ヒズボラがミサイル攻撃を仕掛けている中で、ドローンによる攻撃でソレイマニとムハンディスが殺された。イランウォッチャーはもちろんのこと、欧米の国際政治の専門家たちは一斉にこのニュースに反応し、今後の中東情勢の見通しが立たなくなり、イランとアメリカの対立が急速にエスカレートしていくことの不安に包まれた状態にある。 現時点で

    ソレイマニ司令官殺害と米イラン関係の行方:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2020/01/04
    イラン国内の強硬派が納得いくレベルの報復を出来なければイラン体制の不安定要因なるとは思うけど、賭け値が上がるとアメリカ相手にそのレベルの報復自体難しくはなる辺りで、イラン内部でどこを落着点とするのか。
  • ロシアのサッカー・フーリガンはどこに消えた:朝日新聞GLOBE+

    まだ田圭佑が在籍していた当時のCSKAモスクワの試合の様子。あれだけ荷物検査が厳しいのに、サポーターはどうやって発煙筒を持ち込むのだろうか(撮影:服部倫卓)

    ロシアのサッカー・フーリガンはどこに消えた:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2019/06/19
    21世紀のザンギエフといった趣がある。なおウォッカは水に含まれるもよう>「今やロシアのフーリガンたちは、酒など飲まず、日頃からストイックに肉体を鍛え上げ、戦いの日に備えています」
  • ドイツのDIY企業のCMはなぜ炎上したのか:朝日新聞GLOBE+

    でCMや広告が差別的だと話題になり炎上することがしばしばあります。そのたびに、「日では、企業側のジェンダーの平等に関する意識がまだまだ低い」などの批判の声が挙がります。でも企業がときに差別問題に疎いのは何も日に限った話ではなく、海外の企業でもそういった問題は見られます。今回は、ドイツDIY企業「HORNBACH AG」がアジア女性を差別的に描く動画を流し問題になっています。「白人」それも「一部の白人男性」の視点しか取り入れず、東洋人女性を明らかに見下した内容の動画を流したことで、ドイツでも当の意味での多様性への道のりはまだまだ遠いことがわかります。 問題となったのは、以下のオリジナル動画です。 登場するのは庭仕事で汗をかいている5人の白人男性です。庭仕事の後、彼らの汚れた下着は真空パックされます。日人とも思われる女性(動画ではわずかですが、「春の匂い」と「日語」が映りこんで

    ドイツのDIY企業のCMはなぜ炎上したのか:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2019/04/01
    真面目な記事なんだけど、その真面目さにはその産経写真部的なサムネは不適格だったのでは?
  • 「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち:朝日新聞GLOBE+

    ■圧力もうまく使うなら 日のある大学に通う3年生の学生は、ブラジルの軍事政権期について学ぶうちに、軍事政権にも見習うべき点があると考えるようになったという。「軍事政権というと、軍部が市民に圧力をかけるイメージだったけど、ブラジルの場合は逆に、それによって平和と安全がもたらされたといわれています。圧力もうまく使えば、治安の安定につなげられるのではないかと考えました」 ブラジルでは軍事クーデターが起きた1964年以降、軍部が政治の中枢を握った。しかし、70年代前半までに「ブラジルの奇跡」と呼ばれる高度経済成長を実現。軍部が反対勢力を抑え込んで資源開発など重要な国家主導型プログラムを推進し、治安を安定させたことで海外企業の進出や融資を呼び込めたとされる。軍部が民間からテクノクラート(高度な専門知識と政策能力を持つ技術官僚)を重用したことも大きいといわれる。 【もっと知りたい】 「独裁」という新

    「軍事政権だって、いいじゃない」という学生たち:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2018/12/13
    案外「反権威」や「反エリート」ってのは、上と下を引っくり返すってよりは、一番上に対抗する二番手への蔑視になりがちという印象はあり、多分世を変えるにはそうした心理以外にあと一つ二つの手管が必要そう。
  • ディズニー映画『美女と野獣』でLGBT -- 朝日新聞GLOBE

    多様性、最後は打ち勝つ ビル・コンドン監督に聞く 全国で公開中の米ディズニー映画『美女と野獣』(原題: Beauty and the Beast)が、性的少数者(LGBT)を描いたことで世界で議論を呼んでいる。同性愛行為を刑法で禁じるマレーシアでは一時、公開中止も検討された。自身も同性愛者と公言する監督ビル・コンドンが、その狙いを語った。(聞き手・GLOBE編集部 藤えりか) ビル・コンドン監督=仙波理撮影 ――1991年版のディズニーアニメ映画『美女と野獣』を実写化した今作には、男性が女装を喜んでいる場面が出てきます。どんな思いからでしょう? アニメ版では女装させられた男性が叫んで逃げてゆく場面がありました。ジョークとして描かれており、とても嫌な描写です。今作では「ジョーク扱い」をやめ、男性の1人は女装を楽しんでいる風に変えました。多様性の問題に応えるものです。彼らは悪の子分ですが、怖く

    ディズニー映画『美女と野獣』でLGBT -- 朝日新聞GLOBE
    mahal
    mahal 2017/07/05
    美女と野獣先輩/つかいっそ振り切って「野獣(オスとはいってない)」みたいなプロットは可能だったのだろうか
  • 「リベラリズムとデモクラシーは相性が悪い」:朝日新聞GLOBE+

    北海道大学の吉田徹教授=江渕崇撮影 まず大まかな歴史の流れを確認してみます。リベラリズムは18世紀、封建制や絶対王政に対する抵抗の思想でした。それが19世紀に入ると哲学者ゴーシェのいう「リベラル転回」が起き、産業革命と資主義の発展でリベラリズムが政治経済を動かしていく原理となっていきます。それが、19世紀末の不況、さらには1929年の大恐慌を受けて、ファシズムとコミュニズムから挑戦を受けます。政治体制をめぐって「三つどもえ」の闘いとなり、これが第二次世界大戦の要因にもなりました。 最近翻訳されたマーク・マゾワーの『暗黒の大陸:ヨーロッパの20世紀』は、第二次世界大戦後に西欧でリベラル・デモクラシーが正当性を確立したのは、たまたま戦争に勝ったからであって、リベラリズムの思想的な原理そのものが支持されたわけではないと論じています。リベラル・デモクラシーの正当化が戦後処理と対になっていたという

    「リベラリズムとデモクラシーは相性が悪い」:朝日新聞GLOBE+
    mahal
    mahal 2016/11/24
    「人権主義も民主的政体も否定する」国家が西側の対極にある現状で、これらの勢力が歴史の退歩をもたらすことを止める政治を追求する目的意識が共有されぬなら、片方が選択される以前に共倒れの結末に向かうのかも。
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