競泳ニッポンをけん引してきた2人が崖っぷちに立たされた。東京五輪2冠の大橋悠依(28)=イトマン東進=は400メートル個人メドレーで4位、五輪4大会連続出場中の入江陵介(34)=同=は男子100メートル背泳ぎで2位に入るも派遣標準記録を突破できず、切符を逃した。
2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(27)=ブリヂストン=が現役を引退することが24日、関係者への取材で明らかになった。 萩野は栃木県出身。栃木・作新学院高3年の17歳で出場した12年ロンドン五輪は、400メートル個人メドレーで3位となり、同種目では日本男子初のメダルとなる銅メダルを獲得した。 リオデジャネイロ五輪では個人メドレーの400メートルで金メダル、200メートルで銀メダルのほか、800メートルリレーで銅メダルを手にした。
競泳の日本選手権、女子100メートルバタフライの決勝で白血病から競技に復帰した池江璃花子選手が57秒77で優勝し、東京オリンピックのメドレーリレーの派遣標準記録を突破し代表に内定しました。 「ただいま」 女子100メートルバタフライの決勝、池江選手は「ただいま」とつぶやいて、スタート台へ向かいました。 復帰直後から課題としてきたスタートでやや出遅れ、序盤は5レーンの相馬あい選手に先行を許し、頭1つ分の差を追いかける展開となりました。それでも50メートルのターンでは0秒03差に迫り、横並びでの接戦で迎えた最後の25メートル、池江選手が一気に抜け出してリードを奪い、トップでフィニッシュしました。 タイムは57秒77。電光掲示板を振り返り、3年ぶりの優勝、そして東京オリンピックのメドレーリレーの派遣標準記録を突破したタイムを確認した池江選手は、スタート台につかまったまま涙を流し、しばらくプールか
白血病から再起を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が、594日ぶりの復帰レースに臨んだ。 自身が日本記録24秒21を持つ女子50メートル自由形に登場して26秒32をマーク。同組1着でフィニッシュした。 池江のレースは白血病公表前の昨年1月13日三菱養和スプリント以来1年7カ月ぶり。当面の目標である日本学生選手権(10月、東京辰巳国際水泳場)での個人種目参加標準記録26秒86をクリアした。 池江は、昨年2月に白血病を公表して10カ月の闘病生活を送った。「毎日吐いたし、1日に何度も戻した。」という闘病に耐えて、昨年12月の退院時には大目標として「2024年パリ五輪でのメダル獲得」を掲げた。今年3月からプールでの練習を再開。日本学生選手権に動きだしていた。 闘病中だった昨年9月の日本学生選手権。池江は一時退院の許可を得て、3日連続で日大応戦席で声援を送った。メガホンを持ち、立ち上がって声を出し
東京オリンピックについて国際オリンピック委員会が予定どおりの開催に向け準備を進める考えを示したことに対し、フランスの水泳連盟の会長は18日、「選手たちは練習する場所がない。大会の延期は必然だ」という意見を示しました。 こうした中、フランスの水泳連盟のジル・セジョナレ会長は18日、フランスの新聞のインタビューの中で、「選手たちは少なくとも30日から45日は練習ができない見通しだ。水泳の施設はすべて閉まっている。選手たちは練習ができないという重圧に直面して怒っている。われわれはこのストレスを早く取り除くべきだ」と訴えました。 そのうえで、「東京オリンピックの大会の延期は必然だ」という意見を示しました。
男子400メートルリレーで中村-塩浦-松元-溝畑の日本は日本記録となる3分12秒54の4着だった。しかし、トップでフィニッシュした米国が失格となり、繰り上がりで銅メダルを獲得した。 松元が第3泳者としてトップでつないだが、第4泳者の溝畑が抜かれた。日本記録を1秒11更新したが、メダルには100分の1秒だけ届かなかったかに思われた。そのまま表彰式も行われた。観客も帰路についていたが、後に米国が登録メンバーと違う順番で泳いでいたことが発覚。まさかの形でメダル獲得となった。 取材や表彰式を終えた後で、知らせを聞いた塩浦は自身のツイッターで「2020ではちゃんとメダルを獲って祝福してもらえるようにがんばります」とつづった。
水泳のクロールで速く泳ごうとすればするほど、キック動作(バタ足)は前に進む力に貢献しにくくなる――。こんな研究結果を、筑波大と東京工業大の研究チームがまとめた。秒速1・3メートル(100メートルのタイムで76秒92に相当)より速くなると、足の動きで生じる水の抵抗が大幅に増えるという。生体工学の専門誌「ジャーナル・オブ・バイオメカニクス」(https://doi.org/10.1016/j.jbiomech.2018.05.027)に論文が掲載された。 研究チームによると、クロールのバタ足は下半身を持ち上げて水平に近い姿勢をとるためには必須で、抵抗を減らすのに貢献していると考えられてきた。 クロールで速く泳ごうとすると腕の回転も増やす必要がある。しかし、腕とキックの動きは連動しているため、キックの回数も増加してしまう。実験では、ワイヤを付けた水泳選手に水槽内で①腕と足で泳ぐ②腕だけで泳ぐ③体
リオデジャネイロ五輪第7日(11日=日本時間12日、五輪水泳競技場)女子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、金藤理絵(27)=Jaked=が2分20秒30をマーク。金メダルを獲得した。 金藤は2008年北京五輪は200メートル平泳ぎで7位に入賞したが、前回ロンドン五輪は出場権を手にできなかった。しかし、8年ぶりの大舞台では競泳日本代表チームの主将を務める。 元サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の澤穂希さん似で知られるキャプテンが、悲願の金メダルを手にした。 金藤は準決勝を2分22秒86の2位で通過していた。 「信じられない。加藤コーチを信じ続けてきて本当に良かった。家族だったり、加藤コーチの家族にも応援してもらった。だからこそ世界の頂点を狙って、やってこられた」
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