「プログラマーの地位を上げたい」。グーグルからベンチャー企業のIncrements(インクリメンツ)に転じた及川卓也プロダクトマネージャは、穏やかな表情の中にも力を込めて語る。情報共有サービス「Qiita(キータ)」を通じ、プログラマーをはじめとするITエンジニアの交流や情報発信を後押し。盛り上がりの気運を見せるプログラミング教育を歓迎しつつ、「学んだ子たちが将来がっかりしないためにも、プログラミングという仕事の魅力を高めたい」と強調する。
IT業界は3Kではない---。4月7日にIPA(情報処理推進機構)が発表した「IT人材白書2010」の概要では、世間で言われる3Kのイメージとは異なる調査の結果が示された(図)。「職場の雰囲気に対する満足度が高く、休暇の取りやすさやプライベートとの両立に対しても満足している」という。もちろん、現場によってはひどいところがまだまだあるが、平均すれば白書にある通りだろうと思う。理由はいくつかある。 一つは、業界の成熟である。過去の失敗プロジェクトの反省から、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)などをベースにしたマネジメント手法が浸透してきている。そうした状況をとらえ、筆者は3年前に「3K職場、デスマーチと言われ、いつ自分がその当事者になってもおかしくないのがIT業界だった。(中略)そういう状況はそう遠くない将来に変わっていくだろうと、私は見ている」とこのコラムで書いた(関連記事)。そ
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