米シンシナティで開催中のテニスのウエスタン・アンド・サザン・オープンに出場する大坂なおみ(23)が16日、オンラインの記者会見に臨み、質疑の途中で涙を流して言葉をつまらせ、離席する一幕があった。 大坂はメンタル面の不調から5月の全仏オープンを棄権。記者会見に出席したのはそれ以来だった。 地元紙「シンシナティ・エンクワイアラー」のポール・ドーアティー記者から、ズームを通じて「あなたは、とくにこういった方式では、わたしたちに応対するのがあまり好きではない」、それでいて「メディアにとりあげられること」で利益も得ていると指摘された大坂は、「ふたつのバランスをどうとればよいのか、自分でもよくわからないんです」などと答えた。 別の記者との質疑に移ったあと、大坂はその質問に答えながら涙をぬぐっていた。司会者から休憩を勧められると、大坂は気持ちを落ち着かせるためか、4分ほどズームの画面から姿を消した。 席