気球による「誰もが行ける宇宙遊覧」の提供を計画している国産宇宙ベンチャー岩谷技研は、2023年度中の宇宙遊覧商用運行開始にともない、第一期搭乗者の募集を開始しました。同時に、岩谷技研のテクノロジーを軸として多様な業種と宇宙産業を開拓し、同社の理念である「宇宙の民主化」を実現する共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」を立ち上げ、共創企業の募集を始めました。 岩谷技研は2016年の創業以来、一貫して宇宙遊覧用の高高度ガス気球の開発を続けてきました。この遊覧飛行では、パイロット1人のほかに2人の乗客を乗せて高度2万5000メートルまで上昇し、約1時間、成層圏を遊覧します。打ち上げから着水(海に降ります)までは4時間の予定です。 人は岩谷技研が開発したキャビン「T-10 Earther」に搭乗します。パイロット1人と乗客2人が搭乗できるカプセル型の「宇宙船」です。直径150