EV(電気自動車)メーカー、テスラの株価は12月6日、米証券取引委員会(SEC)が、同社が数年間にわたりソーラーパネルの安全性のリスクを適切に開示していなかった問題の、調査を開始したとの報道を受けて急落した。 ロイターは6日、テスラと同社が2016年に買収した「ソーラーシティ」が、太陽電池パネルシステムの欠陥による火災リスクを開示していなかったとする元現場品質管理者が2019年に提出した内部告発状をめぐり、SECが調査を開始したと報じた。これを受けて、テスラの株価は一時5%急落した。 ロイターによると、内部告発者はまた、テスラが欠陥のある電気コネクタに火災につながるリスクがあることを顧客に伝えていなかったと主張しているという。SECは今回初めて、数年にわたる株主訴訟の発端となったソーラーシティの買収についての調査を行う。 SECの執行部門は9月下旬に内部告発者に宛てた書簡の中で、彼の主張を