日本版GPS(全地球測位システム)の核となる準天頂衛星「みちびき」の2号機を載せたH2Aロケット34号機が1日、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。2号機は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。日本版GPSは2018年春の本格運用に向け一歩前進し、高精度の測位情報をビジネスに生かす取り組みが活発になってきた。2号機は2週間ほどで日本の上空を回る軌道に到達する。政府は18年3月
日本独自の衛星測位システムとして期待された「準天頂衛星システム(QZSS)」の完成に黄信号が灯っている。 「NECが開発を担当した地上系システムの開発が大幅に遅れているために、サービス提供のめどが立たなくなっている」 某電機メーカー関係者はこう指摘する。このシステムは、今年九月末が納期だったにもかかわらず、いまだに開発途上段階というから呆れる。 技術者払底なのに受注 QZSSの衛星「みちびき」一号機が打ち上げられたのは、二〇一〇年。試験機である一号機は現在も順調に飛行を続けており、地上に信号を送り続けている。 QZSSの特徴は、「準天頂」という名前が示すとおり、日本のほぼ上空を飛ぶ点だ。米国のGPS衛星は、かなり斜めの地平線に近い位置を飛行している。GPSで測位するには最低三つの衛星から電波を受信する必要があるが、ビルの陰や山間部では信号を捕らえられず、測位できなくなる。QZSSはその弱点
精度が誤差数cmにまで向上。日本版GPS「みちびき」が6月1日に打ち上げ2017.04.14 08:0718,169 福田ミホ 日本上空の衛星がどんどん増えてきます。 いつもスマートフォンとかカーナビで何気なく使ってるGPS。たいていはかなりの精度で我々の居場所を検知してくれるんですが、ときどきとんでもない間違いで混乱させてくれたりもします。でもこれから、そんなストレスは減っていくかもしれません。 先日内閣府から、準天頂衛星「みちびき2号機」が6月1日に打ち上げられることが発表されました。「みちびき」とは「日本版GPS」とも呼ばれる衛星測位システムです。「準天頂衛星」っていうのは「特定の一地域の上空に長時間とどまる軌道をとる人工衛星」ってことだそうで、みちびきの場合は日本からオーストラリアにかけての上空をつねに回ることになります。 みちびきのWebサイトによれば、位置情報を安定して捉えるに
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