ニューヨーク市は今年、デジタルデバイドを解消するための取り組みとして、市内各所に無料WiFiスポットを設置し始めた。しかし革新的な取り組みには常に、産みの苦しみが付きまとう。無料WiFiサービス「LinkNYC」の運営団体は先週、ポルノ閲覧の多さを理由にWiFiスポットに内蔵されたブラウザからの無料ウェブ閲覧サービスを中止した。 LinkNYCの運営団体CityBridgeは「ブラウザを独り占めし不適切な使い方をしている人がいる」との不満が続出しているのを受け、この機能を停止すると発表した。ブログポータルのGothamistによると、“不適切な使い方”の多くは、ポルノ閲覧を指しているという。CityBridgeはプレスリリースで、「LinkNYCは度を過ぎた私的利用を目的としていない」と強調した。 LinkNYCは使われなくなった公衆電話を利用した、デジタルキオスク的サービス。周囲150メ