第26回参院選(10日投開票)の結果を識者はどう見たのか。 神戸女学院大名誉教授で思想家の内田樹さん 今回の選挙では、改憲や経済問題ばかりではなく、日本が直面する大きな問題である新型コロナウイルスのパンデミック、気象変動、戦争、人口減少も論点であったはずだ。今の政治はこうしたシリアスな問題に対応できず、日本…
信濃毎日に寄稿したもののロングヴァージョン。 この信濃毎日の「今日の視点」の私の連載分は金曜日の正午が締め切りなので、参院選の結果がわからない段階だったけれども、「参院選の歴史的意味」というタイトルですこし長めのタイムスパンの中でこの選挙の歴史的意味について思うところを書いた。 原稿を書き上げた直後に「安倍元首相が銃撃されて心肺停止」というニュースが飛び込んで来た。少し締め切りを遅らせてもらって、とりあえずニュース第一報が入った時点でのこの事件についての私のコメントを記しておくことにした。さいわい、新聞社は締め切りを遅らせてもいいと言ってくれた。雅量を多としたい。 安倍氏の容態についても、犯人が何者でいかなる動機に基づくテロであるのかも、決定的な情報がない段階で書いているので、この原稿が紙面に出る頃には、私の書いていることが事実誤認であったり、無意味なものになっている可能性は残るが、それで
「俺はいつも共産党に入れるよ」、わしら世代的にはさほど奇矯な発言ではないのだが、自民党政権が永久に続くと思われていた頃(要は55年体制だ)と今とでは全然意味が違うんだよね。 安部譲二がテレビによく出ていた時期がありましたが、政治・選挙の話題になったときに安部さんが「俺は選挙はいつも共産党に入れるね」と言っていて、こういうパラドックスが普通に理解されていたのは平成初期ごろぐらいまでですかね。 — 帰社倶楽部(西日暮里大学1期生) (@kishaburaku) September 5, 2021 もう長いこと(反原発のバカ騒ぎからか)共産党なんか投票の選択肢にも入らないわけだが俺ちゃんやキクマコ先生やラジ先生なんか、つまりある程度に世を拗ねた年寄りたちには「デフォルトの投票先が矜持としての共産党」ってのはわりと自然な話だったんだよね。 まあ、こんなこと言うても千人にひとりも通じないだろうけど、
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