米出張手配会社アメリカン・エキスプレス・グローバル・ビジネス・トラベル(アメックスGBT)は最近発表した報告書で、2023年には世界各国のホテル宿泊料金が上がると予想している。世界のインフレ率の高さや、新型コロナウイルス流行が3年目に迎える中で繰り延べ需要が続いていることを考えると、驚きではないだろう。 ただ報告書によると、ホテル料金の上昇率は都市により大きく異なる見通しだという。ホテル料金は航空料金などと同様、主に需要と供給により決まる。労働力不足などから、客室の供給は繰り延べ需要に追いついていない。 以下に、来年ホテルの料金が特に高騰すると予想されている10都市を紹介する。 1位 ブエノスアイレス(30%) アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのホテル料金上昇率は30%と、群を抜いて高くなる見通しだ。 報告書は「アルゼンチン中央銀行が2022年8月に行ったアナリストに対するアンケート調査