さて、今月もあと1週間。新年度から環境が変わるため、今まさに、引っ越しの準備を進めているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 例年、引っ越しが集中するこの時期ですが、ことしはさらに予約が取りづらい状況もあるようです。 背景を取材すると、物流業界が直面するあの問題が見えてきました。 「残念ながら受けられない状況です」
こう話すのは埼玉県の会社員の中野さん(27)。 中野さんの携帯電話に、見知らぬ番号から電話がかかってきたのは、3連休初日の2月9日の夜。実家に帰省している時でした。 電話で伝えられたのは「3月末までに今の部屋から引っ越してほしい」という内容。中野さんは、突然、住む場所を追われることになったのです。 実は中野さん、今、問題になっている「レオパレス」の住民だったのです。 「急に引っ越しが必要と言われて驚きました。しかも、ただでさえ引っ越しが多くなるこの時期にです。条件に合う物件が見つかるかどうか不安になりました。もともと、結婚を機に夏には転居する予定だったので、引っ越しは二度手間でしかありません」
石井国土交通大臣は、この春の引っ越しシーズンは、深刻な人手不足のため希望する日程で引っ越しできない人が出るおそれがあるとして、計画的にドライバーや車両を確保するよう業者に働きかけていく考えを示しました。 これについて、石井国土交通大臣は、閣議後の記者会見で「人員と車両の確保の面からピーク時の対応が難しくなっている」と述べ、ことしは深刻な人手不足のため希望する日程で引っ越しできない人が出るおそれがあると指摘しました。 そのうえで石井大臣は「引っ越し業者に対して計画的にドライバーや車両の確保に努めるよう働きかけたい」と述べました。 引っ越し業界では、「全日本トラック協会」が引っ越しする時期を分散するよう街頭などで広く呼びかけているほか、一部の業者では、取引先の企業に春の人事異動の時期をずらすよう依頼するなど対策を進めています。
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