長時間のドライブ中の小さな子供のように、暗号資産(仮想通貨)市場は先週、絶えず面倒な質問をし続けていた。「なぜ?」と。 具体的には、10月6日の数分間で、16億ドル(約1800億円)相当もの大量のビットコイン(BTC)を誰がなぜ買ったのか? 多くの人はこの大量購入を、強気のシグナルと見ているが、一歩下がって全体像を見てみると、より複雑な答えが見えてくるのかもしれない。比較的小さな暗号資産の世界だけではなく、資本市場をも巻き込むような答えが。 この大規模なビットコイン取引はどの様なもので、それがどこで、いつ、どのように起こったかを検討すると、なぜ、そして誰が、についてのヒントが見えてくるかもしれない。 何? 中央集権型取引所において、16億ドル相当のビットコインを買うために、1人の買い手、あるいは買い手の一団がオーダーをかけた。これは無視できないような大きさだ。比較してみると、ビットコインの
先月のビットコインの大暴落を受けて、上場企業としては最大のビットコイン保有量を誇る「マイクロストラテジー」は、第2四半期に少なくとも2億8450万ドル(約311億円)の損失を計上する見通しだ。しかし、ビリオネアのマイケル・セイラーCEOが率いる同社は、強気のポジションを崩さず、新たな資金調達によって変動の激しいビットコインへの投資をさらに拡大する意向だ。 バージニア州本拠のマイクロストラテジーは6月7日の届け出書類で、「ビットコインの市場価格の変動」によって、6月30日までの四半期に2億8450万ドルの減損損失が発生する見込みであることを明らかにした。 同社は、この届け出書類とは別に7日朝のプレスリリースで、2028年満期の社債を発行することで、機関投資家から4億ドルを調達すると発表した。マイクロストラテジーは、この資金をビットコインの買い増しに用いると述べている。 マイクロストラテジーの
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