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読書猿に関するotakumesiのブックマーク (28)

  • ライブラリーリサーチのための対話環境をJupyter Notebookの上につくってみた

    (時間がない人のための要約) 対話的開発環境であるJupyter Notebookの上に 作りっぱなしだったいろんな調査ツールをまとめたもの 読書猿のワークベンチなのでMonkeyBenchと名前をつけた。 探しものの際に、自分がやってる手作業のうち、ネットやコンピュータでできそうなことをPythonにやってもらえるように短いプログラムをいろいろ使い捨てして来たが、これらをまとめてJupyter Notebookのマジックコマンドにしたものである。 コードの中身と簡単な使用例をこちらに乗っけた。 http://nbviewer.jupyter.org/gist/kurubushi--rm/231f5dff7e5c6f9a50bb709e0d234dd8 https://gist.github.com/kurubushi--rm/231f5dff7e5c6f9a50bb709e0d234dd

    ライブラリーリサーチのための対話環境をJupyter Notebookの上につくってみた
  • 複雑に絡んだ要因を論理の力で解きほぐす/PythonとJupyter でブール代数アプローチをやってみた

    計算は、慣れない人のアタマには負担だが、規則通りに進めていけばいいという利点がある。 たくさんの要素を扱ったり、複雑に込み入った推論を進めることもまた、人には負担の大きい作業だが、計算の形に変換することができれば、途中過程を規則的な繰り返し作業に置き換えることができる。たとえば機械に手伝ってもらえる。 今回、紹介するのは、数値化/統計的処理が難しい事象や、質的研究について、計算=演算の力を導入するとどんなことができるかという一例※である。 ※ 続くかどうかわからないが Sociology on Pythonシリーズの第一弾でもある。 ブール代数アプローチ(boolean algebra approach) ブール代数アプローチは、 Ragin(1989)によって、真理表とブール代数に依拠した比較分析の手法として、質的比較分析(Qualitative Comparative Analysi

    複雑に絡んだ要因を論理の力で解きほぐす/PythonとJupyter でブール代数アプローチをやってみた
  • アイデア大全ー57の発想法/思いつくことに行き詰まった時に開く備忘録

    「アイデアの作り方」が気になるのは、普段とは違ったアプローチが必要になる時、つまり、いつものやり方では間に合わない時/行き詰った時だ。 以下のリストは、そうした行き詰まりに突き当たった際に眺めてみる備忘録として作成した。 同じアイデアを作るといっても、どの段階にいるかによって必要な手法は異なる。 すでに方向性が決まっている場合や、まるで何も思いつかない場合、数だけはたくさん出たがどうやってまとめるのか途方にくれている場合など、一口に「アイデアの作り方」といっても、それを適用する場面もそれに使う手法もいろいろである。 そんなわけで、段階順に整理したほうが、使いやすいリストになると考えた。 以下ではアイデア作成プロセスの段階に応じて、アイデアの作り方を分類して配列した。 大きくは、前半にアイデアを増やしていく拡散系ツールを置き、後半に増えた(増えすぎた)アイデアをまとめ/しぼりこんでいく収束系

    アイデア大全ー57の発想法/思いつくことに行き詰まった時に開く備忘録
  • 本居宣長に学ぶ精読の極み/注釈をするは、すべて大に学問のためになること也

    100冊読む時間があったら論文を100「解剖」した方が良い 読書猿Classic: between / beyond readers の冒頭に、 何かインプットしたら、アウトプットすること。 アウトプットを予定して、思い描いて、インプットは行うこと。 と書いた。同じようなことは、いろんな人が言っているけれど、畢生の大著『古事記伝』を仕上げた居宣長が、長年弟子たちに求められていた「入門書」を書いたもの『うひ山ぶみ』に、こんな一節がある。 何事にもせよ、著述をこゝろがくべき也 『うひ山ぶみ』は、強いて訳すと「はじめての山登り」ぐらいの意味だが、少し変わった書き方で書かれている。 短い総論のようなものが最初にあり、そのところどころに“<ナ>”といった印がついていて、総論の後に、印を付けたところをやや詳しく説明する、といった体裁である。 『古事記伝』というのがそもそも『古事記』の註釈書なのだが

    本居宣長に学ぶ精読の極み/注釈をするは、すべて大に学問のためになること也
  • 時々見かけるラテン語をリストにしてみた

    [A][B][C][D][E][F][G][H][I][J][L][M][N][O][P][Q][R][S][T][U][V] A a posteriori - 結果から考えると a priori - 原理からすると、自明な ab initio - 第一原理、初めから語る (原義「はじめから」) ab ovo usque ad mala - 最初から最後まで(原義「卵からリンゴまで」、ローマ人の事は卵で始まり、デザートはリンゴで締めくくられた) actus reus - 犯罪行為、違法行為 ad colligenda bona - 臨時の遺産管理、 遺産管理人任命前の遺産の管理 ad hoc - その場限りの、特にこの問題について ad hominem - 人に対しての、主張する者に関して ad idem - 同じ点について ad quod damnum - 損害に応じて、損害に応じた

    時々見かけるラテン語をリストにしてみた
  • それでもテーマが決まらないあなたが繰り返し問うべき3つの問い

    さて「何を書いてもいい」と言われると、逆に困るのが人の性。 無限の可能性に包囲されていては、一歩も進めまい。選択肢を切り落としていく必要があるのだ。 研究や論文のテーマは「狭い」ほどいい。 あまり狭くて特殊なテーマだと「参考文献」がなくて困ります、という人がいるが、当に「無い」のならこんなにいいことはない。 第一人者になれるではないか。 しかし大抵は、探し方が悪いか、探しているものが間違っているかのいずれかである。 自分が取り組もうとしている研究対象について扱った文献がないことと、参考文献がないことはイコールではない。当たり前だ。 なんでこんな勘違いが生じるかといえば、参考文献に教えてもらおうという魂胆があるからだ。 変な言い方だが、参考文献は、あなたが期待するような〈参考〉にはならない。 参考文献は、ムスッとして愛想のないのが普通だ。 こちらから踏み込んで聞き出してやらないと、ぎゅーぎ

    それでもテーマが決まらないあなたが繰り返し問うべき3つの問い
  • たくさんの文献を読まなきゃいけない人のための作業×文献マトリクス

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    たくさんの文献を読まなきゃいけない人のための作業×文献マトリクス
  • googleで賢く探すために最低知っておくべき5つのこと/検索テクニック、ノウハウ、裏技の手前に

    検索オプションや演算子の紹介や「辞典になる」「電卓になる」みたいな機能紹介は省く(これについては、googleのヘルプか、たとえばここhttp://search.web-sun.com/g_help.htmlを参照)。 以下では、基の考え方と、それを受けて、では具体的にどう検索するかを、いくつかの事例をつかって簡単に説明する。 どれも知っている人には当たり前のことばかりだが、このあたりのことをまとめたものは意外に少ないようなので、メモ代わりになるようにまとめてみた。 まとめたのは最低限のものであって、取り上げるべき事項は他にもいろいろあるだろうが、簡素なのがウリということで。 考え方は、googleで検索するときだけでなく、調べもの全般に用いることができると思う。 1.(基)「○○について××が知りたい」→検索語「○○ ××」 [例]富士山の高さが知りたい (考え方) →富士山の高さが

    googleで賢く探すために最低知っておくべき5つのこと/検索テクニック、ノウハウ、裏技の手前に
  • 論文書きに役立つ記事のまとめ(逆引きインデクス)をつくってみた

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    論文書きに役立つ記事のまとめ(逆引きインデクス)をつくってみた
  • 根気も時間もないあなたが外国語習得の臨界点を越える一番ゆるいスタートアップの方法

    止まっているものを動かすのは、動いているものを加速するよりも、大変である。 何事も、最初のスタートアップが難しい。 語学学習は、なかでも〈初期不良〉が多い。 スマホがいかに人間をダメにするかみたいな記事が流れていたので、少しは役立つ事例として、この語学学習を取り上げてみる。 マーケットが大きい英語以外のまともな語学教材は、秀才向けに書かれている。 前に言ったことは繰り返さなくても完璧に覚えていることができ、分からないところがあっても自力で調べて(あるいは分からないところを我慢して)先に進んでいける人間を対象に作られている。 以下は、落差の大きな階段を登っていくための杖であり、手すりである。 1.まずAnkiをダウンロードする (家サイト;ダウンロードもここから) http://ankisrs.net/index.html (日語ユーザーマニュアル) http://wikiwiki.jp

    根気も時間もないあなたが外国語習得の臨界点を越える一番ゆるいスタートアップの方法
  • 「学生時代に知りたかった」と言われた記事をまとめてみた

    3月に入ったので、今年もまた新入生向けの記事をはじめよう。 最初は「学生のときに知りたかった」と言われた記事をまとめてみた。 1 大学はどういうところか? 文献学からはじまった → 研究する大学と専門分化した科学の起源 大学で学問研究をするという今では当たり前のことは、19世紀初頭ドイツに端を発する。 これは研究と教育とを結び付けて行う新しいタイプの大学(研究大学)によるものである。 研究大学は、ゼミナール方式を採用し成功させることで、研究と教育とを結び付けるという理念を実現した。 ゼミナールでは、参加者は知識を伝授されるのでなく、自分で研究を行いゼミナールで発表し、他の参加者から批判的吟味を受け、討論することが求められた。 このためゼミナールは研究者を育成するのに優れ、また批判的吟味の習慣から議論の厳密化や研究の実証性が追求される傾向が生まれた。 ゼミナールはまた、実験室を大学に持ち込む

    「学生時代に知りたかった」と言われた記事をまとめてみた
  • 自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers

    100冊読む時間があったら論文を100「解剖」した方が良い 読書猿Classic: between / beyond readers の続きというか、補遺。 大学等に所属してる人は、そこの図書館と契約してる有料データベースを駆使されたし(使い方はガイダンスがあったりするし、図書館のレファレンスでも教えてくれるだろう)。っていうか、言うまでもないだろ、そんなことは。 ここではフリー(市井)の人が使える手を考える。手はたくさんあるが、いっぱいあっても混乱するだろうから、少しだけ。必要なら追記していく。 とりあえず3つのケースに分けてみた。 1.読みたい論文が決まっている、タイトルも分かっている 2.読みたい分野、知りたいジャンルくらいは決まってる 3.何からはじめればいいのか、さっぱりわからん 番外.論文なんて屋で買えるぜ 1.読みたい論文が決まっている、タイトルも分かっている A.まずは

    自宅でできるやり方で論文をさがす・あつめる・手に入れる 読書猿Classic: between / beyond readers
  • (保存版)いままでの「独学者のための文献リスト」をまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    (保存版)いままでの「独学者のための文献リスト」をまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers
  • 誰もがどこかでつまずいた→小学校の算数から大学数学まで126の難所を16種類に分類した

    数学嫌いはどこから生まれてくるのか? よく聞かれる「役に立たないから」なる理由は、実のところ良くて後付け悪くて言い訳であって、その実態は、算数や数学につまずいて分からなくなった人たちが、イソップ寓話のキツネよろしく「あのブドウ(数学)は酸っぱい(役に立たない)」と言い広めているのである。 ならば撃つべきは〈算数・数学のつまずき〉である。 以下に示すのは、小学校の算数から大学基礎レベルの数学まで、「つまずいて分からなくなる」箇所を集めて16のカテゴリーに分類したものである。 一度もつまずかず専門レベルまで一気に駆け上がることのできた一握りの天才を除けば、数学が得意な人も不得意な人もみなどこかでつまずいたであろう、さまざまな算数・数学の難所が挙げられている。 この分類が示そうとしていることのひとつは、同じ〈根っこ〉をもったつまずきが、小・中・高・大の各レベルで繰り返し出現することである。 たと

    誰もがどこかでつまずいた→小学校の算数から大学数学まで126の難所を16種類に分類した
  • 数学にはネイティブはいない:「語学としての数学」完全攻略=風景+写経アプローチ

    (関連記事) ・凡人が数学を語学として学ぶ具体的な手続きを説明する/図書館となら、できること番外編 読書猿Classic: between / beyond readers ・無料で自宅でやりなおす→小学校の算数から大学数学までweb上教材をリストにした 読書猿Classic: between / beyond readers 数学は、科学(自然科学はもとより、大半の社会科学と、かなりの人文科学で)の共通言語です。 一定程度マスターすれば、数カ国語を習得した以上の世界が眼の前に広がっていることを知って狂喜乱舞するはずです。いわば《語学としての数学》を習得する利益は非常に大きいと思われます。 ところが「英語の学び方」のコツ、体験談、支援サイトの紹介な、定期的にネット上でも話題になるのに、潜在的習得ニーズが大きな数学については、そうした形で取り上げられることがほとんどありません。 その一番大き

    数学にはネイティブはいない:「語学としての数学」完全攻略=風景+写経アプローチ
  • 凡人が数学を語学として学ぶ具体的な手続きを説明する/図書館となら、できること番外編

    少女:数学はどうやって勉強してるの? 少年:得意じゃないから、語学とほとんど同じ。というか第二言語のつもりでやってる(Mathematics as a Second Language)。 ・読書猿Classic 数学にはネイティブはいない:「語学としての数学」完全攻略=風景+写経アプローチ 少女:まえに、200ページくらいのテキストを用意して、目次を見て、全体をざっと見て…といってた、あれ? ・図書館となら、できること番外編/マイナー言語のBookishな学び方 読書猿Classic: between / beyond readers テキストは〈分かる〉系より〈解ける〉系 少年:そう。最初はなるべくコンパクトなを使う。一冊で分からないところが他のを見ると分かることがあるから、手に入るだけは確保するのも…… 少女:語学のときと同じ? 少年:うん。ただマイナー言語とは違って数学関係の書籍

    凡人が数学を語学として学ぶ具体的な手続きを説明する/図書館となら、できること番外編
  • 今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術

    1.優先順位をつける……すべては実現できない (1)ノートを用意する (2)はじめようとすることを1ページの最初に書く。(例:「英語を勉強する」) (3)(英語を勉強すると)どんないいことがあるかを、なるべくたくさん書きだして、リストにする。 (4)人生でやりたいことを、これもなるべくたくさん書きだして、リストにする。 (5)(3)と(4)のリストを見比べて、「英語を勉強する」が〈人生でやりたいことリスト〉の第何位に入るか、どれより上で、どれより下かを確認する。 ランキングで該当する順位のところに、赤字で「英語を勉強する」を書き入れる。 2.時間を確保する……人生は有限である (1)日頃のスケジュールを1週間分ノートに書き出す。 (2)1週間のスケジュールの中で「英語を勉強する」にあたって〈犠牲にするもの〉を決める。 〈人生でやりたいことリスト〉で、「英語を勉強する」よりも下位にランキング

    今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術
  • アメリカの小学生が文の構造を見える化し英語文法を血肉化するのに使っている図の描き方

    今日まで使われるこのダイアグラムは、1877年に出版されたAlonzo Reed と Brainerd Kellogg 1877. Higher Lessons in English(→Gutenbergで読める)に登場するものだが、1847年には早くもW. S. ClarkがA Practical Grammarの中でバルーン・メソッドと呼んだ類似の方法が提案されている。 特徴としては、 ・我々が親しんできた伝統文法を活用でき、 ・文の内容において、主なもの/従うものの階層付けがはっきりしており、 ・文ごとに個性的で印象の強いダイアグラムが生成される 利用法としては、出来上がったダイアグラムを見てどうこうするというより、ダイアグラムをつくるプロセス(シンプルなところから始めて要素を追加していくところ)にトレーニングとしての主眼はある。 以上から、今でも米の教育現場ではしぶとい人気がある。

    アメリカの小学生が文の構造を見える化し英語文法を血肉化するのに使っている図の描き方
  • それでも証明が書けないあなたのためにテンプレートを提供しようー数学となら、できること

    少女:証明問題が一番苦手です。答を見ても、なんでこれで証明したことになるのか、全然ピンと来ないし。 禁煙:確かに苦手な人が多いみたいね。 少女:解く問題だったら、とにかく答を出すところまでたどり着けばいいと分かるんで努力もしようがあるけど、証明ってどこからはじめてどこへ向かえばいいのか、それさえよく分からないです。あと、当たり前の事をわざわざ証明して、余計難しくしてるんじゃないかって思うこともあります。 禁煙:そうねえ。多分、前に話したことが関係してくるかしら。数学のことばと自然言語の話。 問:数学を何故学ぶか? 答:言葉で伝えきれないものを伝えるため/数学となら、できること/図書館となら、できること番外編 読書猿Classic: between / beyond readers 少女:数学の言葉で書かれたものを、普通の言葉に翻訳しちゃうから、かえって分からなくなるっていうんですよね? 禁

  • 問:数学を何故学ぶか? 答:言葉で伝えきれないものを伝えるため/数学となら、できること/図書館となら、できること番外編

    司書:何かお探しですか? 少女:あ、こんにちは、先生。 司書:このあたりの棚でお会いするのは初めてですね。 少女:ええ、ちょっと数学でひどい点数とっちゃって。 司書:何か参考になりそうなものは見つかりましたか? 少女:・・・ごめんなさい、当は先生が声をかけてくれるのを待っていました。 司書:失礼ですが、数学をあまりお好きでないようですね。 少女:大嫌いです。何でやらなきゃいけないのか全然分かんないです。何やってるのか、段々分からなくなるのもあるけど。 司書:なるほど。 少女:……今までは、やり方を丸覚えしてやり過ごしてきたんですけど、なんか、それでいいのかな、って最近思えてきて。……ちょっとスランプなんです。 司書:それはちょうどよい機会なのかもしれませんね。 少女:あの、機会って何の? 司書:ご迷惑でなければ、ひとつ提案があるのですが。 少女:はい!ありがとうございます。 司書:実はこ

    問:数学を何故学ぶか? 答:言葉で伝えきれないものを伝えるため/数学となら、できること/図書館となら、できること番外編