放射能も微生物で分解される2 みなさまから微生物あるいは腐植触媒の放射性物質分解についてたくさんのお問い合わせを頂きました。ここでは、微生物の放射性物質の分解能力についてさらに詳しく解説していきます。 広島国際学院大(広島市安芸区)と関西の企業との研究グループが、微生物を使って土壌や河川を汚染しているウランなどの放射性物質を回収する技術をすでに開発しています。 これまで回収に成功している放射性物質は、ウラン、ストロンチウム、コバルトの3種類。Y字型のセラミック(全長5センチ)に封じ込められた特殊な光合成細菌が帯びるマイナス電気が、プラスイオンの放射性物質を引き寄せる仕組み。 放射性物質20ミリグラムを含む1リットルの水に、細菌入りのセラミックを6日間入れた実験では、セラミック1個当たり2ミリグラムの放射性物質を回収できたといいます。この実験などから、放射性物質に汚染された土壌にセラミックを