1)はじめに 新型コロナウイルスの蔓延に伴い、有象無象の“除菌”“殺菌”“感染対策”を謳う商品の宣伝が喧しい。 ちょっと前に歯クラで話題となっていたものに「次亜塩素酸水」というものがある。 (すぐに調べ始めたのだが奥が深く、ずいぶん経ってしまった。) 次亜塩素酸水の殺菌効果については各種研究がなされており、『一定の条件下においては』有益なものであることに疑問はない。 しかし、どうにも胡散臭さが拭えないのも事実である。 TLでも、次亜塩素酸水の効果を宣伝、あるいは自院の売りとしてアピールする姿に忌避感を抱いている様子が見て取れた。 かくいう私も、とあるオバサンを関係機関に通報したためにブロックされる憂き目を見た。 そこで今回、次亜塩素酸水の詳細は性質はともかく、法的あるいは行政的な位置付けがどうなっているのか調査をした。 法律用語もあるので難解である。 そしてとにかく長い。10000字近い。