放射線と放射能と放射性物質 ニュースや新聞などで目にするこれらの言葉。 この3つの違いって、わかりにくいですよね。 どういうものなのでしょうか。 放射線って何なのでしょうか? 「放射線」とは、飛んでいく「粒子」や「電磁波(光)」を指します。 テレビや携帯電話でおなじみの「電波」や「目に見える光(可視光線)」も広い意味では放射線の一種なのです。 特に高いエネルギーを持ち、電離作用を持つ「電離放射線」を狭い意味で「放射線」と呼んでいます。
2011年の東日本大震災と、それに伴う原発事故により、節電を意識するようになった人は多いはず。さらには、電力会社との契約を解除し、すべての電力を自力で賄っている人たちも存在する。… 続きを読む
米アリゾナ州とネバダ州の州境を流れるコロラド川に設置されたフーバーダム(2014年4月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOE KLAMAR 【9月27日 AFP】物干しの洗濯物が乾いたり雲に雨水が供給されたりする過程で起こる「蒸発」に膨大なクリーンエネルギーを生み出す可能性があると示唆する研究結果が26日、発表された。 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された研究論文によると、この自然現象である蒸発を利用すれば、米国内の既存の湖や貯水池の水面上で最大325ギガワットの電力を発電できるという。この電力は2015年の米国の発電量の約70%に相当する。 唯一の問題点は、このエネルギーを採取するための技術がまだ存在しないことだ。 論文の共同執筆者で、米コロンビア大学(Columbia University)のオズギュル・サヒン(Ozg
ひょっとすると、今世紀最大の発明なのかもしれません。米テネシー州のオークリッジ国立研究所の研究者が、CO2を原料として、比較的簡単な電極を用いて、電力効率63%、選択制84%で、CO2からエタノールの合成ができたとの報告が、Chemistry Selectという雑誌に発表されたとのこと。 調べてみると、発表日時は、20 Sept、2016ということなので、しばらく前ですが、この領域に関心のある方からメールをいただき、初めて知りました。 Webをチェックしてみると、engadgetなどのページで紹介されていますが、それが10月19日付です。 http://japanese.engadget.com/2016/10/18/co2/ これ以外のWeb情報は、すべてこのengadgetの”コピペ”ですので、無視しましょう。 元々の情報は、Chemistry Selectの論文です。 http://
この項目はちっとも更新していません。 「常温核融合」(Cold fusion)の初期の研究(1995年まで)に対する批判は、以下の文献によくまとめられている。まずはこれを読むこと。 「常温核融合の真実―今世紀最大の科学スキャンダル」 J.R. ホイジンガ (著)、化学同人 (1995/01) 1989年3月23日、マーティン・フライシュマン(Martin Fleischmann)教授とスタンレイ・ポンス(Stanley Pons)教授がソルトレーク市で記者会見を開いたのが、いわゆる「常温核融合」(Cold fusion)騒動の始まりであった。彼らは1ワットの入力エネルギーで4ワットのエネルギーが得られ、中性子、トリチウム、ガンマ線が検出されたと発表した。 科学研究の成果が記者会見で最初に公表されるのは異例のことであり、他の科学者は実験条件に関する詳しい情報がなかったため再現実験もうまく行え
東京工業大学は11月26日、電子濃度の異なる12CaO・7Al2O3(C12A7)エレクトライド触媒を用いてアンモニア合成活性を詳細に調べたところ、C12A7エレクトライドが絶縁体から金属に変化する際に、触媒活性および反応メカニズムが劇的に変化することを発見したと発表した。 同成果は、同大学応用セラミックス研究所 細野秀雄 教授と原亨和 教授、北野政明 准教授らの研究グループによるもので、10月24日付けの米科学誌「Journal of the American Chemical Society」オンライン速報版に掲載された。 同触媒は、細野教授らが2003年に開発したC12A7エレクトライドの表面にナノサイズのルテニウムの微粒子を担持させたものであり、電子濃度によって絶縁体から金属へと転移することが知られていた。 今回の研究では、同触媒を用いてアンモニア合成活性を詳細に調べた。その結果、
理化学研究所(理研)チームが電気をエネルギー源とする細菌 電気合成独立栄養生物のプロセスを明らかしました。電気を直接取り込み有機物を合成・増殖するとのことです。既存研究との違いをJAMSTEC高井研先生に伺いました。 理研をはじめとする共同研究チームが、このほど電気を食べる細菌についてプレスリリースを発表しました。 電気のみがエネルギー源となる環境で有機物を合成し、細胞が増殖したというのです。(注:ここで「ほへ?」と思った方は巻末のまとめを先にご覧ください) へー、スゴイ、そうなんだ! …ん、待てよ?(눈_눈) でも、なんかこの話デジャブ。 理研発表の「電気で生きる細菌」の概要 理研プレスリリースによると、電気mgmg細菌の概要は以下の通りです。 電気で生きる微生物を初めて特定 | 理化学研究所 2010年に太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在することを見出し
要旨 理化学研究所環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平チームリーダー、石居拓己研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋本和仁教授らの共同研究チームは、電気エネルギーを直接利用して生きる微生物を初めて特定し、その代謝反応の検出に成功しました。 一部の生物は、生命の維持に必要な栄養分を自ら合成します。栄養分を作るにはエネルギーが必要です。例えば植物は、太陽光をエネルギーとして二酸化炭素からデンプンを合成します。一方、太陽光が届かない環境においては、化学合成生物と呼ばれる水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する生物が存在します。二酸化炭素から栄養分を作り出す生物は、これまで光合成か化学合成のどちらか用いていると考えられてきました。 共同研究チームは、2010年に太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在することを見出しました。そして、電
「いま電気足りてないんですか?」という質問に答えたツイート。同様の質問が来たとき、繰り返さなくていいようにまとめた。 反原発派や原発推進派の人は何か言いたくなるかもしれないけど、そういう思想がらみのコメントはつまらないので遠慮してもらえると嬉しい。 それよりも「エネルギー」というものの化学的・物理学的な本質を理解することが近道。
最近の投稿 変なクレームが来てるんだが…… 「大学生の日常も大事だ」はわかるけど,じゃあ条件は? 結局だぶさんのアライグマツイートはどうだったのか(2) 結局だぶさんのアライグマツイートはどうだったのか(1) 学習院の謝辞 最近のコメント NMRパイプテクター対策に:消費者法ニュースの記事を公開します に Y より学習院の謝辞 に 一見さん より2段構えの詐欺SPAM?【2016/02/16修正あり】 に 架空請求をぶっ潰す より高校物理で得点できない人へ に でるもんた・いいじま より学生が教員の悪口をネットで書いた場合でもそれなりの賠償金が認められる に あさだ より カテゴリー ニセ科学 (32) 水商売ウォッチング (9) 科学 (28) コンピューター (14) サーバー (5) Mac (0) iPad/iPodTouch/iPhone (0) 法律 (13) その他 (32)
理化学研究所(理研)は9月11日、光合成を行う微生物「ラン藻」を遺伝子改変することにより、水素生産量を2倍以上に増加させることに成功したと発表した。 同成果は、理研環境資源科学研究センター 統合メタボロミクス研究グループ代謝システム研究チームの小山内崇客員研究員(JSTさきがけ専任研究者)、豊岡公徳 上級研究員、平井優美チームリーダー、斉藤和季グループディレクターらによるもの。詳細は、英国の科学雑誌「The Plant Journal」オンライン版に掲載された。 水素は、燃焼しても二酸化炭素を排出しないことから、化石燃料に替わる次世代のクリーンエネルギーとして期待されているが、現在の主な水素製造法は、天然ガスや石炭を水蒸気と反応させる「水蒸気改質」であり、資源の枯渇や環境問題などの観点から、そうした石油エネルギーを用いない水素の生産が求められている。 新しい水素製造法として近年、生物を利用
石油の代替となるエネルギーについてはさまざまなものが提案されていますが、現時点ではそのどれもが複雑な生産プロセスを必要とするためコストが高いままです。次世代エネルギーとして注目される水素燃料も例外ではありません。 ところがコロラド大学ボールダー校の科学者たちは、非常に簡単な方法で水から水素を取り出すことに成功しました。 コロラド大学ボールダー校の研究者たちが考え出したシステムは、太陽光と鏡を用いた水分解装置。水が蓄えられた塔を中心にして周囲に無数の鏡を設置し、太陽光を集めて塔を温めます。 太陽光の集中によって塔の中の水の温度は華氏2500度(約摂氏1370度)にまで高められます。この水の中には、酸化している鉄、コバルト、アルミニウムなどが含まれており、高温に達した酸化金属は、化学反応によってさらに酸素を取り込もうとして水分子から酸素原子だけを吸収します。つまり水素だけが残され、これを集める
オーランチオキトリウム(学名:Aurantiochytrium)とは、水中の有機物上に、小さな細胞集団を作る微生物。無色ストラメノパイルであるラビリンチュラの1種である。炭化水素を高効率で生成・蓄積する株が日本の研究者によって発見され、石油の代替燃料を生産できる「石油を作る藻類」として注目されていた[1][2][3]。 2018年7月、コスト削減が進まず、実用化のための研究開発が断念された[4]。 特徴[編集] 他のラビリンチュラと同様、葉緑体を持たず光合成をしない従属栄養生物であり、周囲の有機物を吸収して生育する[5]。本属は熱帯から亜熱帯域にかけてのマングローブ林や河口域など、海水と淡水の入り混じる汽水域を好む[6]。 細胞は球形で直径5-数十μm程度、細胞壁は薄い。増殖は基本的に二分裂による。分裂した細胞がそのまま連結し続けることで小型の群体を形成する。遊走子は2本の不等長の鞭毛を持
5月31 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) カテゴリ:アルコール認知症 大学時代に酒豪のクラスメートがいたが、彼はよく酢を飲んでいた。彼の机には酢の瓶がいつも置いてあり、コップについではガブガブと飲んでいた。彼が言うには、酢がすごくうまいのだという。しかも酢を飲むと集中力が高まり勉強がはかどるのだという(そんなことあるかいな)。 しかし、この謎が30年以上も経ってようやく解けたのであった。アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はアルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変化してしまうという論文が出たのである。彼は、ブトウ糖よりも酢酸を好んで消費するようになった脳の命令に従って、昼間から脳のエネルギー源として酢を好んで飲んでいたのだ。今、ようやくクラスメートの謎が解けたのであった。 ヘビードリンカーの脳は酢
さまざまな未利用エネルギーを使って発電する取り組みが進んでいる。東京薬科大学など4つの大学・企業は、廃水を使って発電する「微生物燃料電池」を開発した。従来の廃水処理と同じ効率を達成しつつ、発電が可能だ。 全ての生物の基本構造となっている細胞。細胞はエネルギー源となる有機物などを取り込んで分解、そのときに生じるエネルギーを使って生きている。細かい手法は異なるものの、基本は細菌からヒトまで共通だ。このエネルギーを直接取り出すことができれば、「生きた電池」が作れるはずだ。 東京薬科大学生命科学部教授の渡邉一哉氏のグループは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受けたプロジェクトにおいて、廃水を使って発電する「微生物燃料電池」の性能向上に成功した*1)。同プロジェクトには、東京薬科大学の他、東京大学と積水化学工業、パナソニックが参加している。 *1) NEDOの委託事業「グリー
リリース概要 大阪大学レーザーエネルギー学研究センターの村上匡且教授と中部大学工学部の田中基彦教授らは、カーボンナノチューブの内部に水素化合物を充填するなどしたナノ構造体に強力なレーザーを照射すると、正に帯電したナノチューブと水素化合物が電気的に反発し合う結果、水素イオン(プロトン)が高い指向性とエネルギー均一性を持ってナノチューブの両端から射出されるという新たな粒子加速機構を発見しました。こうして得られるプロトンビームの研究は、将来、医療や産業などへの応用を目指したコンパクトな粒子線源の開発へと発展することが期待されます。 図1 「ナノチューブ加速器」概念図 研究の背景 1980年代後半のチャープパルス方式と呼ばれるレーザーパルスの圧縮技術の発明により、レーザーの超短パルス化・超高強度化が目覚ましく進展した結果、かつては実現不可能とされていた様々な物理現象が実験室での研究対象となってきて
2013年4月16日 石北央 学際融合教育研究推進センター生命科学系キャリアパス形成ユニット講師と斉藤圭亮 同客員研究員(科学技術振興機構さきがけ)らの研究グループは英国Imperial CollegeのA. William Rutherfordとの共同研究により、光合成酸素発生反応で利用される蛋白質内のプロトン移動経路を発見しました。 概要 光合成は地球上の全生命のエネルギー源です。太陽光を利用した再生可能エネルギー生産の実現のためにも、そのしくみの解明が求められています。高等植物や藻類は太陽光を利用し、蛋白質「PSII」の内部で水を酸素と水素イオン(プロトン)に分解します。しかしその反応の分子機構は未だ不明です。同研究グループは、 2011年に日本のグループにより解明されたPSIIの分子構造をもとに量子化学計算を行い、さらに蛋白質の分子進化の過程に関する考察を加えることにより、水分解
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