送電ロス大幅軽減 全国に敷設すれば原発3基分にも 関西電力と住友電気工業が電気抵抗がゼロになる超電導線を使った送電の実証実験を1月中に大阪市内の工場で始めることが2日、分かった。一般に使われる銅線に比べ、超電導線は送電ロスが約2分の1で、電気を有効利用できる。超電導線の実験は国内2例目だが、電気の消費者である企業側の工場で行うのは初めて。電力不足問題が解消しない中、全国の送電網をすべて超電導線に置き換えた場合、原子力発電所3基分(約300万キロワット)の節電につながる。 実証実験は、大阪市此花区の住友電工大阪製作所内で行う。超電導線の実験については、すでに昨年10月から東京電力、住友電工などが東電旭変電所(横浜市)で実施している。ただ、東電の実験は電力会社の使用を想定しているのに対し、今回は企業の工場を対象にしているのがポイント。工場での実験により、ユーザーの声を迅速に吸い上げて実用化を急
英Highview Power Storage社の新”蓄電”システム。余剰、再生可能エネルギーで液体空気を製造 英Highview Power Storage社が、Rushlight Energy Environmental Awardという初めて聞く技術に関する賞を受賞したというニュースを見て、同社のユニークな蓄電方法を知ることになりました。 ・UK energy storage company picks up awards-----renewableenergyfocus.com,07 February 2012 同社が開発した電気エネルギーの貯蔵システムは、工業的には確立している技術である、圧縮空気-液体空気を作る技術を利用しています。作られた液体空気は、貯蔵タンクに蓄えられ、必要に応じて気化させ、その爆発的な膨張エネルギーを利用して発電タービンを回転させるというものです。液体空気
「電気は貯められない」。現在のエネルギー政策は、この主張が大前提になっている。だが、東北大学未来科学技術共同センター教授の小濱泰昭氏は、この主張に真っ向から異議を唱える。太陽光でMg(マグネシウム)を精錬し、Mgを組み込んだ燃料電池に加工する……、こうして、電力を物質の形で蓄え、輸送し、新しいエネルギー循環を作り上げられるという。同氏は実際に機能するMg燃料電池も開発した。 燃料電池は何らかの物質を酸素と反応させて電気エネルギー(と水など)を取り出す発電装置だ。モノ(燃料)を入れると電力が出てくるという点で、火力発電といくぶん似ている*1)。ただし火力発電よりも効率が高く、CO2(二酸化炭素)の排出を減らせる。 *1) 一方、リチウムイオン二次電池などは電力を入力し、蓄え、電力を出力する装置だ。モノを入れる必要はないが、最初に電力を入力しなければ機能しない。 燃料電池はモノを入れなければ動
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