慶応義塾大学の小池康博教授らは、テレビなどの液晶ディスプレーに組み込むだけで、有機ELを超える画質を実現できるフィルムを開発した。高価なフィルムを使わないため、今の液晶ディスプレーよりもコストを抑えられる。東洋紡が4月にも、年産能力1万トン規模で量産を始める。液晶関連部材は日本が強みとする分野。高い技術力を生かし新興国勢を引き離す。見る角度によって色や明るさがばらつく今の液晶画面の欠点を解消で
前回に続いて、筆者が最近参加したヨーロッパの自動車メーカー、サプライヤーによる報道関係者向けミーティングでの出来事と感想を記す。 それぞれのミーティングで、企業のビジネスシーンの説明、そしてEV関連技術の講演を受けて、「日本はEVとその技術では世界をリードしているのですが・・・」で始まる記者からの質疑の後にも、まだ他のテーマの講演があっ たり、要素技術の現物を手にして技術者と話す機会もあったりした。しかし「世界をリードする日本のEV市場、EV開発にどうやって参入するつもりですか?」というやりとりを済ませると、そそくさと会場を後にする記者がけっこう多かった。 これもいつものことではある。しかし例えばボッシュのミーティングで「電動駆動の最新動向」の後に続いた講演は、「ディーゼルエンジン要素技術の最新動向」であり、「衝突回避を含めたシャシー安全技術の最新動向」であった。 ディーゼルエンジン要素技
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と日本GTL技術研究組合は、GTL(天然ガスの液化燃料化)技術、「JAPAN-GTLプロセス開発」のためのGTL実証プラントが予定していた試験目標を達成し、「実証試験が成功した」と発表した。商業規模で利用可能なGTL技術を確立できたとしている。 JOGMECと日本GTL技術研究組合は、炭酸ガスを含有する天然ガスをそのまま利用するという世界初の技術であり、日本独自の「ガス・トゥ・リキッド」(GTL)技術であるJAPAN-GTLプロセス開発のため、日量500バーレル(約80キロリットル)のGTL実証プラントを新潟市に建設し、2009年4月から実証試験を実施してきた。 実証プラントの建設後、約3年間の実証運転を行い、運転時間1万時間、連続運転時間3000時間を達成した。この間、数々の実証試験を行うことにより商業規模で利用可能なGTL技術を確立すること
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