埋め立て中1ミリシーベルト未満 環境省が処分基準案 環境省は20日、東京電力福島第1原発事故に伴い、宮城、栃木、茨城、千葉4県で建設を予定している放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレルを超える焼却灰などの「指定廃棄物」の最終処分場について、安全対策の指針案を明らかにした。安全評価を実施し、廃棄物埋め立て中でも周辺への追加被ばく線量が年間1ミリシーベルトを下回ると確認することが柱。 同省は指針案で、(1)埋め立て期間中(2)埋め立て後、セシウム濃度の平均が8千ベクレル以下に減少するまでの監視期間(3)それ以降の監視期間-の3段階に分け、数十年にわたり管理を続けるとした。 埋め立て期間中は、周辺の空間線量や地下水などのモニタリングを定期的に実施するほか、併設する焼却炉からの粉じんなどに関し被ばく線量を確認する。 第2段階では、廃棄物を遮蔽(しゃへい)する鉄筋コンクリート壁にひ