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ブックマーク / jp.ign.com (95)

  • パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」

    ポケットペアがリリースした『パルワールド』がとてつもない人気だ。発売4日で600万を売り上げ、Steamの同時接続者数は184万人を越えた(執筆時にSteamChartsで確認)。なんとこれはSteam歴代2位の記録である。もはや日で流行るのみならず、世界的なムーブメントになりつつある。 しかし、同時にこの作品に対する反発も目にする。作はポケモンのような生き物「パル」を労働させたり、銃を持たせることができる。挙げ句の果てにはプレイヤーがパルを直接攻撃できてしまうのだ。嫌がる人がいて当然だろう。 そして、作を受け入れ歓迎する人のなかには「ポケモンに求めていたものが『パルワールド』にはあった」という意見もある。確かに『パルワールド』は問題を抱えているのだが、同時に「ポケモンにないものを描けてしまった側面」も存在する。 とにかく進化しないポケモンと、そこを無理やり突破してしまった『パルワ

    パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」
    s_atom11
    s_atom11 2024/01/24
    ポケモン本編は進化しないから安定して売れている面もある一方、別エントリーで挙げられてるようにより進んだゲーム体験を基準として生きてる子供からは選ばれなくなってきてる。ポケモンだけに「進化」が必要な時
  • 「マリオにストーリーは必要なのか?」映画公開を受けあらためて考える

    ファンにとって嬉しい小ネタの数々が、カットが変わるたび押し寄せてくるような作品で、劇場ではつねにニヤつきっぱなしだった。ゲームで耳にする楽曲も新旧問わず特徴的に使われており、そのアレンジも最高だ。映像としてとても楽しいものに仕上がっており、マリオのIPが持つギミック、世界観を存分に活かしきっている。こういった目に楽しい映像作りを長年続けてきたイルミネーションとマリオとのコラボレーションは大正解だったと言えるだろう。 この映画の制作にあたって、「マリオ」の生みの親である宮茂は「ゲームが好きな人を裏切らない」こと、そして「ゲームを知らない人も楽しめる」ことを意識したと語っている。たしかに「ゲームが好きな人を裏切らない」ことには成功していそうだ。実際に作を見た多くの「マリオ」ファンは、筆者を含めて存分に楽しんだだろう。しかし、後者についてはどうなのだろうか? この映画を「ゲームを知らない人も

    「マリオにストーリーは必要なのか?」映画公開を受けあらためて考える
    s_atom11
    s_atom11 2023/05/09
    "問題は、これらを「説明していないこと」ではなく、「説明のつかないモノがストーリーを動かしてしまっていること」だ。"
  • 「データ容量」で読み解くビデオゲーム史:40年間で530万倍にも増加したデータ容量、その時代ごとの特徴を整理する

    ビデオゲームが必要とするデータ容量は、年を追うごとに増加しています。『Call of Duty』シリーズといったAAAタイトルともなると、100GBを超えるものも珍しくありません。ゲーミングPCや現世代機は、大容量(PS5・Xbox Sereis Xの場合で1TB)のストレージを備えていますが、ある程度まとまった数のゲームをインストールしようとすると、すぐに一杯になってしまいます。 今回は、「データ容量」に注目して、ビデオゲーム歴史を整理します。データ容量がどのように増大してきたか、そして時代ごとにどういった特徴があるかを示します。 この記事では、1980年代初頭から現代(2023年)までを、「ROMカセット期」「光学ディスクメディア期」「ダウンロード販売期」の3つに区分します。ただし、3つの時代ははっきりと区分できるものではなく、以下の図で示す通り、互いにオーバーラップがあります。

    「データ容量」で読み解くビデオゲーム史:40年間で530万倍にも増加したデータ容量、その時代ごとの特徴を整理する
    s_atom11
    s_atom11 2023/01/30
    容量の多いカセットは重量があって所有感が強く感じられたんじゃよ。マリオ64に比べた時のオカリナの重厚感よ
  • プレッシャー、追い込み、ブラックリスト入りの恐怖――マーベル作品のVFXアーティストが明かす過酷な労働環境

    部外者の立場から見ると、マーベル・スタジオはまるで機械のようだ。公開の何年も前から行われる作品発表は、常に熱狂的なファンの注目を浴び、さまざまな推測が飛び交うことになる。当然、メディアもほかの映画作品とは比べものにならないほど殺到するので、新たな予告編の公開は一大イベントと化し、熱狂に包まれたまま、やがて完成披露のプレミア試写会へと至る。 多くの人の目には、細部まで計画されており、完璧な予定に基づいた流れのように見えるだろう。試写会に参加した観客たちは、まさか今から観る作品が当日の朝になるまで完成していなかったなどとは、夢にも思わないわけだ。 マーベル・スタジオが対外的に見せる建前の姿は、ビシッと決まっている。おしゃれな服装のセレブたちが列席する、きらびやかな試写会。しかし、ファンたちは、その裏で何が起きているのかをまったく知らない。そうした華やかな世界は、なんとしても期限内に完成させろと

    プレッシャー、追い込み、ブラックリスト入りの恐怖――マーベル作品のVFXアーティストが明かす過酷な労働環境
    s_atom11
    s_atom11 2022/09/05
    昔脚本家組合のストライキがあったけどそれのVFXスタジオ版が必要なのでは。それが出来るほど横の繋がりがないのかしら
  • 映画『バブル』レビュー:「こういうゲームをやったような気がする」という疑似記憶が作られるアニメ(悪い意味で)

    まるでビデオゲームをアニメ映画にしたみたいな作品だ……。『バブル』を観ながら僕はそう思っていた。オリジナル作品なのに、なぜかゲーム原作映画によく似た空虚さがそのまま出ている。 幸いIGN JAPANはビデオゲーム映画のジャンルを取り扱う媒体だ。弊誌を両ジャンルのファンが読んでいることも多いだろう。せっかくなので「ビデオゲームを原作とした映画みたいな作品」がもたらす問題ごと、作を評してしまおう。 なぜだかこんなアクションゲームを遊んだような気がする ……僕は『バブル』を観ているあいだ、頭の中で「このアニメにはこんな感じの原作ゲームがあったんじゃないか。なんならプレビューすら書いたような気がする」って疑似記憶ができあがっていくのを感じた。こんな具合だ。 原作の『バブル』(2018年)は “新機軸の対戦。駆け抜けろ。飛べ。奪え”というコンセプトを持つ、マルチプレイヤーによるパルクールバトルア

    映画『バブル』レビュー:「こういうゲームをやったような気がする」という疑似記憶が作られるアニメ(悪い意味で)
    s_atom11
    s_atom11 2022/05/12
    これはスクリーンで見たらその迫力でいくらか誤魔化せるかもしれないがテレビやスマホで見たら虚しいだろうな
  • 『星のカービィ ディスカバリー』、ここ10年で最も評価されたカービィ作品に! シリーズ最高傑作と絶賛する海外メディアも多数

    3月25日、Nintendo Switch向けに発売予定の『星のカービィ ディスカバリー』。IGN JAPANではシリーズファンである渡邊卓也によるレビューを発売後にお届けするつもりだが、稿では一足先に公開されている海外レビューの分析を行っていきたい。 レビュー集積サイトMetacriticでは65件のレビューが登録(記事執筆時点)されており、85点のメタスコア(平均スコア)となっている。これは「星のカービィ」シリーズにおいて非常に高いスコアで、過去作と比較すると『星のカービィ ロボボプラネット』は81点、『星のカービィ トリプルデラックス』は80点、『タッチ!カービィ スーパーレインボー』は73点、『星のカービィ スターアライズ』は73点、『カービィのすいこみ大作戦』は69点と、ここ10年で最も評価されている「星のカービィ」作品であることがわかる。唯一、作より高いメタスコアを得ている

    『星のカービィ ディスカバリー』、ここ10年で最も評価されたカービィ作品に! シリーズ最高傑作と絶賛する海外メディアも多数
    s_atom11
    s_atom11 2022/03/24
    シリーズ最高傑作来ちゃったか
  • 『ELDEN RING』と『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、2つの高評価オープンワールドを追う

    『ELDEN RING』は、発表当時から今まで、新しい情報が公開されるたびに話題になってきた。発売直前にも多数のメディアが高く評価し、そして発売後数週間ほど経った今もまだその盛り上がりは続いてる。『ELDEN RING』がここまで注目されたわけはさまざまあるだろうが、いちばんの理由はこのゲームが「オープンワールド」に近いデザインを採用しているということだろう。もともと非常に高く評価されてきた「DARK SOULS」シリーズの系譜の新作となる作品が、オープンワールドのような規模になると発表され、新しいトレーラーで広大なフィールドが映し出されるたびに人々は熱狂した。 オープンワールドの手法は、広大なフィールドをシームレスに接続しその世界全体をひとつの空間として表現できるため、高い探索の自由度とプレイヤーの好奇心を途切れさせない連続的なゲーム世界を両立できることが利点だ。だが、それゆえにオープン

    『ELDEN RING』と『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、2つの高評価オープンワールドを追う
  • 「スター・ウォーズ」シリーズの“タトゥイーン出てきすぎ問題”を真剣に考える

    ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』で最もハッとさせられるセリフは、奇しくもハット族の双子から発せられる。ジャバ・ザ・ハットのいとこであるこの双子は、ボバ・フェットと対面した際、かつてジャバの縄張りだった場所にわざわざ争うほどの価値がないことをハッキリと述べるのだ。 「タトゥイーンはただの岩だ」と、双子の片割れはいかにも興味がなさそうに言い放つ。この発言からは、脚を担当したライター陣のやや気まずそうな自意識を読み取ることができる。それは、タトゥイーンが「スター・ウォーズ」の世界において比較的どうでもいい場所であるにもかかわらず、身の丈をはるかに超える影響力を持ってしまった状態に対する自意識だ。 ルーク・スカイウォーカー自身が「光り輝く宇宙の中心」から最も縁遠い場所だ、と説明しているにもかかわらず、タトゥイーンはおそらく「スター・ウォーズ」でいちばん有名な惑

    「スター・ウォーズ」シリーズの“タトゥイーン出てきすぎ問題”を真剣に考える
    s_atom11
    s_atom11 2022/02/07
    サブスク用に実写映像を量産、連続ドラマ化するのだったら撮影しやすい環境が選ばれやすいのは必然。そんなにスター・ウォーズの実写作品を間髪入れずに作らないといけないのか?そこから考えないと
  • ポケモンとしては革新的な傑作、現代のRPGとしては三流──『Pokémon LEGENDS アルセウス』レビュー

    私は『Pokémon LEGENDS アルセウス』(以下、「アルセウス」と表記)の長所を100個言うことができる。同時に、作の短所についても100個くらいは指摘できる。 「アルセウス」は「ポケットモンスター」シリーズとしては極めて革新的だ。一方、現代の大規模なRPGとしてみると明らかに十数歩遅れているともいえる。 ビデオゲームの評価は視点によって変化するものだが、それにしても「アルセウス」は体験した人によってどう映るかかなり変わってくる作品だ。それこそ、自身のタイプを自在に変えることのできる幻のポケモン、アルセウスのように。 「ポケットモンスター」シリーズの新たな挑戦となる一作 作は「ポケットモンスター」シリーズの新たな可能性として制作されたゲームであり、古典的なRPGにアクション要素が追加されているのが最大の特徴だ。開発元のゲームフリークにとっても挑戦的なタイトルになるのだろう。 ま

    ポケモンとしては革新的な傑作、現代のRPGとしては三流──『Pokémon LEGENDS アルセウス』レビュー
  • 任天堂が歴史に残り、セガが忘れられつつある理由とは? テレビゲーム総選挙やIGN本家の総合ゲームランキングにおけるセガ不在の要因を考える

    セガのゲームを愛するひとりとして、ときどき心配してしまうことがある。「セガのゲームは100年後も遊ばれるのだろうか」と。もちろん、100年後のことは誰にもわからない。だが、人類がこのまま生き残る限り、これだけは断言できるだろう「人々は任天堂の作ったゲームを忘れない」と。 約100年前、日には多くの文豪がいた。だが、今なお読まれ続けているのは夏目漱石や森鴎外に芥川龍之介とそのほんの一握りと言えるだろう。 80年代後半から90年代にかけて、日ゲーム大国だった。「マリオ」、「ゼルダ」、「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」、「ストリートファイター」、「メタルギアソリッド」など、この業界のアイコニックなフランチャイズの数々が生み出された。当時のゲームに詳しい人であれば、そこに「ソニック」や「バーチャファイター」に「スペースハリアー」といったセガのゲームも含めるはずだ。 ところが、黄

    任天堂が歴史に残り、セガが忘れられつつある理由とは? テレビゲーム総選挙やIGN本家の総合ゲームランキングにおけるセガ不在の要因を考える
    s_atom11
    s_atom11 2022/01/18
    思いつくことはだいたい記事に書かれていた。かつてのIPを潰し続けていて、逆にATLUSタイトルを潰してないことを褒めるべきレベル
  • 日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!

    『Dying: 1983』や『DYING: Reborn』を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG『昭和米国物語(Showa American Story)』が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。 舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招きに地蔵、それからラムネのような飲み物といった日的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線は日人にとっても感慨深いものがありそうだ。 だが、作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け

    日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!
    s_atom11
    s_atom11 2022/01/08
    これが中国で作られているというのは、今の日本にかつての力はもう無くてこうなる可能性は絶対にあり得ないから絵空事として安全に消費できる、という側面がありそう
  • ゲーマーから見た『マトリックス レザレクションズ』:マトリックス内におけるネオの職業設定の謎

    記事には『マトリックス レザレクションズ』のキャラクター設定に関するネタバレが含まれます。 今回の『マトリックス レザレクションズ』において、一番驚かされたのは、マトリックス内でのネオ(トーマス・アンダーソン)の職業である。ネタバレを恐れずに書けば、彼は過去に『マトリックス』という名の伝説的なゲームを作った(しかも三部作!)超有名ゲームデザイナーなのである。作中のネオは過去の活躍を自分の作ったゲームだと思いこんでおり、このゲームの三部作の続編を作るために苦悩する! 作で最もクールなのはこのシーンだ。ジェファーソン・エアプレインの「ホワイト・ラビット」をBGMにしながら、ネオは精神科医に通い、ワークアウトに励み、バスタブに浸かりながら金のために作らされる続編に悩み続ける。三幕構成の作において、ちょうど第一幕の核心にあたる「セントラル・クエスチョン=この世界は現実なのか?」が「ビデオゲ

    ゲーマーから見た『マトリックス レザレクションズ』:マトリックス内におけるネオの職業設定の謎
    s_atom11
    s_atom11 2021/12/19
    ゲームメディアならではのマトリックス レザレクションズ評。映画限定で考えてると見落としがちなマトリックスとゲームの関係
  • オープンワールドがソニックの理想的なジャンルに思える理由――『ソニックフロンティア』はついにソニックの長年の問題を解決するかもしれない

    ソニックはなぜ面白いのか? 逆に、楽しくないときはなにが問題なのか? 僕に言わせれば、問題はすべて「スピード」にある。1991年、初代『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』がメガドライブ向けに発売したとき、その圧倒的なスピードがユーザーを驚かせた。マリオをはじめ、ゆっくり走るキャラクターしかなかった時代に、目で追いつけないほどのスピードで画面を突っ走るソニックは見たことのないものだった。 しかし、そのときから30年の時が経った今、「果たしてそのスピードは楽しいものだったのか」と冷静に分析してしまう自分がいる。もちろん、衝撃的だった当時は間違いなく楽しい体験だった。スピードに乗っているときは爽快感抜群で、360度ループを逆さになって走っていると最高の気分だった。だが、実は雰囲気を楽しんでいるだけに近く、ほとんど何も操作しなくても良い。そして、気持ちよくスピードに乗っていると次の瞬間は必ず何かにぶつか

    オープンワールドがソニックの理想的なジャンルに思える理由――『ソニックフロンティア』はついにソニックの長年の問題を解決するかもしれない
    s_atom11
    s_atom11 2021/12/12
    ソニック古いのいくつかやったけど走るのが気持ちいいのに割とすぐに走れないレベルデザインになっていってフラストレーション溜まりがち。オープンワールド化でそこが解消されるといいね
  • 『メトロイド ドレッド』はいかにして「メトロイドヴァニアの始祖としての貫禄を見せつける傑作」になったのか

    ナンバリングの作品としては約19年ぶりの登場となった『メトロイド ドレッド』。あまりにも間が空いているうえに、いまやすっかり「メトロイド」シリーズに影響を受けた「メトロイドヴァニア」なんてジャンルが定着しているわけで、「いくら始祖といえる存在とはいえ、当に戻ってきて大丈夫なのか?」という不安があった。 しかし、実際に遊んで見ればそれは杞憂だった。それどころかゲーム・オブ・ザ・イヤーの候補として十分に考えられるほどの作品であり、開発元である任天堂とマーキュリースチームの底力を見せてもらった気分だ。 とはいえ、いまさら戻ってきた『メトロイド ドレッド』がなぜそこまで優れた作品になれたのか非常に気になるところだろう。実は作、“メトロイドヴァニアの問題”と“「メトロイド」の問題”の両方をうまく解決している優れたゲームなのである。 探索や単調さといったメトロイドヴァニアとしての問題 メトロイドヴ

    『メトロイド ドレッド』はいかにして「メトロイドヴァニアの始祖としての貫禄を見せつける傑作」になったのか
  • 『アクトレイザー・ルネサンス』が教えてくれる「古いゲームを現代に蘇らせる難しさ」

    ゲーム歴史が長くなるにつれて増えているのがリメイクやリマスターだ。過去の作品を現代に蘇らせる行為は往年のプレイヤーに喜ばれると同時に、怨嗟の声を引き寄せるケースもある。 再生や復活は難しい。何かが時を経て蘇ったとして、それは待っていた人たちの思い出や理想を超えられるか? 時代に置いていかれた作品を当に現代へ持ってこれるのか? もしかすると、それはゾンビになっていないか。 スクウェア・エニックスとソニックパワードが開発した『アクトレイザー・ルネサンス』もまた、円満なリメイクとは言い難いゲームになっていた。 原作をリスペクトしているのに、原作と離れてしまう 『アクトレイザー・ルネサンス』は、1990年にスーパーファミコンで発売された『アクトレイザー』をリメイクした作品である(公式はリマスターと表記しているのだが、内容的にはリメイクといったほうがよい。この記事では以降もリメイクとする)。

    『アクトレイザー・ルネサンス』が教えてくれる「古いゲームを現代に蘇らせる難しさ」
  • 任天堂が「F-ZERO」新作を作らないためか、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』で「F-ZERO」を作る人が現れる

    ファンは「F-ZERO」の新作でキャプテン・ファルコンの冒険の続きを見たいともう何年も待ち望んでいる。任天堂は最新のNintendo Directで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編や『メトロイド ドレッド』については新しい情報を発表したものの、「F-ZERO」シリーズに関する話は何もなかった。そこで、@ZeldaBoi1(すごい「マリオカート」ゲームを作った人物でもある)は、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』で、「F-ZERO」を作ることにした。 @ZeldaBoi1バージョンの「F-ZERO」は『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』でのクラッシックなレーシングゲームとはかなり違っており、カラーパレットとピクセルアートの環境は確かに格的な再現作品となっている。これは『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』

    任天堂が「F-ZERO」新作を作らないためか、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』で「F-ZERO」を作る人が現れる
  • Nintendo SwitchのオススメゲームTOP20をランキング形式で紹介(2021年版)

    『マリオカート8 デラックス』はパーティーゲームの定番だ。Wii U版にキャラクターやコース、そして一新したバトルモードを加えたのが作となる。元となる『マリオカート8』ですら出来栄えがよかったのに、『スプラトゥーン』のインクリングなどのキャラクターが追加されたうえ、コースは全部で48種類になった。反重力を活かしたコースは目を奪われるし、アイテムをふたつ持てるようになって、さらにハチャメチャなレースを楽しめる。ハンドルアシストがあるため、幼い子供やゲーム慣れしていない人も一緒に楽しめるのも嬉しい。新しくなったバトルモードも遊びごたえ抜群で、ドロケイのような「パックン VS スパイ」や爆発が起こりまくる「ドッカン!ボムへい」は特に盛り上がるだろう。誰かと一緒に遊びたい人には間違いなくおすすめだ。――渡邉卓也 レビュー(9.3点)はこちら。 19.『ポケットモンスター ソード・シールド』 これ

    Nintendo SwitchのオススメゲームTOP20をランキング形式で紹介(2021年版)
  • 「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢の今後は? 大学で教えながらフリーランスでゲームや漫画を手掛ける可能性も?

    今村さんは、関西初の「AI・IoT・ロボット・ゲームCG」の専門職大学として今月開学した大阪国際工科専門職大学の教授になる。デジタルエンタテインメント学科のCGアニメーションコースで教えるそうだ。専門職大学は、産業界と連携して実践的な教育を行う新・大学制度のため、今村さんのような企業出身の実務家教員が4割以上いるという。 「財産」を次の世代に伝えるセカンドキャリア 今村孝矢さん。 「50歳を過ぎてから、セカンドキャリアについて考えるようになっていました。定年まで与えられた仕事をこなしていくのか? 思い切って環境を変えて、やりたいことを早めに始めるか? など、そんな話をいろんな人に相談していたら、新たに開学する大阪国際工科専門職大学で教えてみないかというお誘いを受けました。最初、大学で教えるというイメージは全然なかったんですけど、話を聞いているうちに興味が湧いてきまして、若い人たちに囲まれ

    「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢の今後は? 大学で教えながらフリーランスでゲームや漫画を手掛ける可能性も?
  • 宮本茂の下で働いた32年間――「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢が任天堂時代を振り返るロングインタビュー

    32年間を経て、今村孝矢さんは任天堂を退社した。「スターフォックス」、「F-ZERO」、『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』など、今となってはゲームの古典と言える傑作の数々に携わっていた今村さんの退社は、自身のツイートをきっかけに世界中のゲーマーの間で話題となった。今後は大阪国際工科専門職大学でCGアニメーションを含むデジタルコンテンツを教えつつ、フリーランスでも活動を続けると言う。 今村さんの今後の活躍について別のインタビュー記事で詳しく聞いているのでぜひチェックしてほしいが、インタビューでは任天堂時代を振り返ってもらった。 今村孝矢さん。 32年間という、筆者にはおよそ想像もできないほど長い間をどのように振り返るのかを尋ねた。今村さんはしばらく考えてから、このように答えた。 「思えば、ずっと宮さんの下で働いた32年間でしたね」と。 マリオやゼルダの生みの親として知られる宮茂さんが20

    宮本茂の下で働いた32年間――「スターフォックス」や「F-ZERO」の今村孝矢が任天堂時代を振り返るロングインタビュー
  • Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”

    Nintendo Switchの販売台数は2020年12月末時点で7987万台を越えており、大ヒットしたWiiを超える勢いを持っている。今後もさらなる展開が行われることを考えると、いまのNintendo Switchはかなり脂が乗っている状態といえるだろう。 ゲーム機が売れればソフトも売れる。少し古いゲームだとしても改めてNintendo Switchで出せば売れるし、インディーゲームを手軽に遊ぶハードとしても人気があるわけで、多くの作品がこのハードにやって来ているわけだ。 2021年2月、PCで展開されている『リーガルダンジョン』というインディーゲームがNintendo Switchに移植された。作は警察官として捜査書類を読み、犯罪者を検挙するため意見書を作るアドベンチャーゲームだ。 文字を読んで推理をしていくゲームなので人を選ぶようだが、嗜好に合う人からは評価されている作品である。ゆ

    Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”
    s_atom11
    s_atom11 2021/03/18
    これ任天堂はどうすればいいんだ。メーカーを絞るのはファミコン時代じゃあるまいし現実的じゃないし、ソフトを事前審査するにしても基準はどうするってなるし