プログラミングの型システムに関する記事を読んでいると、共変や反変といった用語が出てくることがある。 TypeScript や Flow についての記事でも、見かけることがある。 それらは TypeScript を使う上で必須の知識ではないが、把握しておくに越したことはない。 この記事では、TypeScript を題材にして、変性について説明していく。 TypeScript に関する議論を理解できるようになることがこの記事の目的であり、より詳細な、学術的、数学的な内容には踏み込まない。 この記事の内容は、TypeScript のv3.9.5で動作確認している。 変性 変性(variance)とは、任意の型Tに対してどのような性質を持つのか示したものであり、以下の 4 種類がある。 不変性(invariance) Tそのものが必要 共変性(covariance) Tそのものか、そのサブタイプが
今回はジェネリックスの不変、共変、反変について書いてみた。 本当は Effective Java 「項目25:配列よりリストを使う」の予定だったんだけど、不変、共変、反変あたりの話がでてきて、 ここらへんは以前からまとめておきたかったし、ちょうどよいと思って記事にした。 不変、共変、反変 不変、共変、反変とはそれぞれ、ジェネリクスの性質を指す用語です。 話を具体的にするため、例として List<E> と、Object、String を使って説明します。 Java の Object、String には以下のような関係があります。 Object は String のスーパータイプである この時、Object と String に対してパラメータ化された型である List<Object> と List<String> の関係性はどうなるでしょうか? 可能性として、以下のような組み合わせを考えるこ
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