Xは古代ギリシア語で/k/の音を表す文字でしたが、/ks/の発音を省略して表記することにも使われており、そこからラテン語には/ks/という音を表す文字として伝わりました。 後にアルファベットが世界中に広まる中で、発音・表記の歴史的変化により、Xは様々な音を表すようになっていきました。 例えば元素のキセノン(xenon)も、綴りはほとんど同じですが 英語:ジーノン スペイン語:セノン ドイツ語:クセーノン フランス語:グゼノン のように、国によってさまざまに発音されます。 英語でのXの読み方は、語中では/ks/または/gz/となることが多く、語頭では/z/(xenophobia, xylophoneなど)となることが多いです。