スポーツ用品メーカーがアクションスポーツ用機能素材を活用した「アクティブスーツ」を昨秋から次々に投入している。アディダスジャパンが伊勢丹とコラボした「アイコンスーツ」(昨秋)、ミズノの「ムーブスーツ」(今春)など、いずれも伸縮性やクリーニング要らずのイージーケア、吸汗速乾や防汚脱臭などが売物で、お手頃な価格設定もあって紳士服市場を一変させそうだ。 メンズウエアは大きくフォーマル/ビジネス/ビジカジ/カジビジ/カジュアル/スポーツ&アウトドア/ルーミー&ワンマイルからなるが、「アクティブスーツ」は機能性のみならずノームコアなアスレジャー感覚まで取り込んでビジネス〜カジビジの分担をゼロから変えてしまうインパクトがある。ジャケットにワイシャツならぬトラックジャケットを合わせるなど、ビジカジにアスレジャーをクロスするトレンドが盛り上がろうとする中、「アクティブスーツ」はトレンド的にも追い風だ。 米