26歳で「妊娠は難しい」と宣告された。mederi代表・坂梨亜里咲が、不妊治療の経験を“正解”に変えるまで
仙台湾沿いに平野が広がる宮城県名取市。3月11日の震災で、多くの住民は付近に高台がないため、避難に車を使った。海辺の閖上(ゆりあげ)地区では人口の1割を超える約600人が遺体で見つかった。助かった住民が津波の直前に見ていたのは、避難する車の大渋滞だった。多くの住民が車ごと波にのまれた惨事は、二つの要因が重なって広がった。【安高晋】 ■渦を巻く車 「歩道橋へ急げ」。閖上郵便局を飛び出した局長の小平利則さん(52)は周りの人に絶叫した。午後3時50分過ぎ。約1キロ離れた閖上港を襲った津波が迫っていた。歩道橋が架かる500メートル先の五差路へ夢中で走った。車道では車が渋滞。車を捨てて逃げようとする人たちが目に入る。子供を抱えて転倒する母親もいた。だが助けられなかった。歩道橋に上った2、3秒後、津波は五差路を一気にのみ込んだ。「まるで洗濯機だ」。渋滞は五差路の先にも延びていた。身動きできなかった多
ニュージーランドのキー首相は23日、昨年9月以降の相次ぐ地震で大きな被害を受けた同国南島クライストチャーチの新たな復興政策を発表した。被災の状況から土地の危険度を4段階に区分し、最も被害が著しい「レッドゾーン」の被災住宅約5千棟については、政府が買い取る支援策を明らかにした。総額は、最大で計6億3500万ニュージーランドドル(約420億円)を見込む。 クライストチャーチでは昨年9月と今年2月に大地震が発生。181人が死亡した2月の地震や今月13日の余震で多くの建物が倒壊するなどの被害に見舞われ、大規模な液状化現象が広がった。被災地では今も余震が続いており、被災者からは将来への不安や行政への不満が高まっている。 発表によると、レッドゾーンは地盤が軟弱で、液状化被害や今後の余震でさらに被災する危険性が高いとされ、住宅再建に「相当な期間」が必要とみられる地区。政府は、レッドゾーン内の住宅を対
死者6434人、家屋全半壊(焼)約47万世帯という戦後未曽有の大災害、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)から17日で丸16年となります。神戸市などの中心街の華やかな光景はもはや震災の影すら感じさせませんが、いまも苦しみが続いている被災者が多くいるのが現実です。16年たった阪神・淡路の現状は―。(兵庫県・喜田光洋) いま焦点になっているのは、被災自治体がUR(都市再生機構)や民間から借り上げた復興公営住宅(約6700戸)で、借り上げ期限(20年間)を前に神戸市や兵庫県などが入居者に転居を迫っている問題です。 毎晩眠れない 昨年10月の県の意向調査では、約5割の入居者が病気や高齢などで「住み替えが困難」と回答。日本共産党神戸市議団と県議団が年末年始に緊急にとりくんだアンケート(13日発表)では、「いまの住宅に住み続けたい」と答えた入居者が86%にのぼります。同アンケートには、「(転居は)
石本式加速度計。手前のドラムがまわり、加速度がすす紙に記録される3月11日の東日本大震災の地震(M9)の加速度(左の波、上下成分)=東大地震研2009年8月11日の駿河湾の地震の加速度(上下成分)=東大地震研 東京都文京区の東京大地震研究所に設置された約80年前に開発されたアンティーク地震計が、東日本大震災を起こした地震(マグニチュード〈M〉9.0)の揺れを捉えていた。 この地震計は、地震研の第2代所長の石本巳四雄(みしお)博士が1933年に原型を完成させた石本式加速度計。地震による上下の加速度を記録する。長年使われていなかったが、技術職員の渡辺篤志さんらが2008年に修復し教材として使っている。詳しい製造年はわかっていない。 石油ランプのすすをつけた厚紙をまきつけたドラムを、20分間で1回転させながら、揺れを針で記録する。地震が起きると、針が表面のすすを削り取って揺れの強さが記録さ
» 東日本大震災を予知した女性が「9/11、9/26、10/17、11/23に何かが起こる」と予言 特集 2011年3月11日に起きた東日本大震災。この大地震を事前に予知していた人物がいた。その人物とは、「9Nania」というニックネームで予知動画をYouTubeにアップしていた女性だ。 この女性は、3日前の3月8日に「3月11日から15日の間に何か起こる」と予言しており、「断層帯のエリアに住んでいる人は逃げたほうが良い」とアドバイスしていた。 しかしながら、一体どうような方法で予知していたのか?まず、上記の画像を見て頂きたいのだが、太陽を中心に内側から水星、金星、地球、火星の軌道が描かれており、長楕円軌道は「エレニン彗星(C/2010 )X1)」である。このエレニン彗星は2010年12月10日、ロシアの天文学者Leonid Eleninによって発見された。中心部分の直径は3~4キロメート
体に備わる免疫の仕組みを使いがんをたたくがん免疫薬「オプジーボ」などの効き目を予測し、過剰な投薬を避けるための研究が相次いでいる。東北大学などは免疫細胞が分泌する特定の分子ががんの…続き 磨いた「確信」 がん克服に光 本庶氏ノーベル賞授賞式 [有料会員限定] がん免疫薬、投与の「やめどき」研究へ 全国40病院 [有料会員限定]
東日本大震災の影響で、地図の書き換えが必要になるかもしれない。東北太平洋側の海岸線が地盤沈下し、海と一体化しているからだ。ただ、面積の減少は市町村への地方交付税の減少につながる。国土地理院は「今調査すれば、被災した自治体に気の毒だ」として、当面は地図を更新しない方針だ。 市街地が壊滅的被害を受けた宮城県南三陸町の志津川港周辺。鉄工所や船舶エンジン工場があった場所は完全に海になり、面影さえない。町によると津波後、港周辺の地盤は最大75センチ低くなったという。 今月は3日前後が「大潮」で、11日にかけて満潮時の潮位が高い。漁網販売会社経営の今野益二郎さん(60)の店舗兼倉庫も冠水する。「昔は海だった埋め立て地はほとんどが海に戻ったということ」と話す。港から約200メートル離れた本浜町でも、志津川湾に注ぐ川沿いの約10戸が水没している。 国土地理院の調査では、今回の津波で青森県から福島県で
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