テレビにHDMIケーブルなどでつないで、有料映像の視聴ができたり、機能を拡張したりできる箱こと、セットトップボックス(STB)。日本ではケーブルテレビ文化が北米ほどは根付いていなかったり、そもそもテレビ放送波を見ている世帯が(視聴率が下がってるとはいえ)まだかなりの数ですし、まだしばらくは並べて比較するレベルにはならないでしょう。むしろ、日本でのSTBに近い使い方が定着しそうなのは、PS3やXbox360といったゲーム機からかもしれません。 そんななか、先日NTT西日本が発売開始した『光BOX+』が、使い勝手、価格ともに想像以上に良いデキの機器だったので紹介しておきます。数万円のSTBでこの記事のようなことができても、「価格がそれなりに高いからね」と思うだけですけど、本機は8800円(税込み9240円)、というところに大きなアドバンテージがあります。
総務省の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」は2010年11月22日、2015年までに全国に高速ブロードバンド回線を整備する「光の道」構想の実現に向けた骨子案をまとめた。 議論となっているNTT東西のアクセス回線部門の扱い方については、NTT東西の中で人事や会計の壁を設ける「機能分離」をするべきという方針を示した。ソフトバンクが主張しているNTTのアクセス回線部門(ボトルネック設備保有部門)を別会社とする案は「不確実性が高いのではないか」と記した。 同骨子案では「光の道」構想の実現に向けて推進するべき政策として、(1)未整備地域のIT環境の整備、(2)NTTの在り方を含めた競争政策、(3)規制改革によるIT活用推進の3つを掲げている。このうち、最大の懸案事項は(2)のNTTの在り方。現状でNTT東西のFTTH回線シェアは75%以上と高く、他事業者との公正な競争環境の整
ソフトバンクは2010年10月25日に記者会見を開催し、ブロードバンドサービスの100%普及を目指す「光の道」構想を実現するための具体策を発表した。これはNTTグループが2010年8月31日に、それまでソフトバンクが提案していたブロードバンドインフラの整備案に対して反論したことを受けて行われたものである。 ソフトバンクの新提案では、具体的な料金イメージとして光回線サービスが月額1400円、電話サービスが月額300円とこれまでと同じ金額を提示し、これで現行の加入電話と同じ料金水準で光電話サービスを提供できるとした。さらにインターネットの利用に必要なISPサービスについては「月額1150円で提供する用意がある」という。 会見でソフトバンクの孫正義代表取締役社長は、「反論に対して再反論するのではなく、具体的な新提案を考えた」と述べ、NTT東西地域会社からアクセス回線会社を分離し、新会社に政府やソ
NTT東西地域会社は2010年9月27日、スキャナやデジタルカメラなどUSB端子付きの周辺機器をつなぎ、インターネット経由でデータを送受信できるデバイスサーバー「N-TRANSFER」(写真1)を10月1日(東日本地域は10月中旬)から販売開始すると発表した。価格は7350円。 N-TRANSFERは、宅内のUSB機器を複数のパソコンで共有させるデバイスサーバー機能に加え、インターネット経由でデータの送受信をする通信機能を備える。通信機能は大きく二つ。(1)USB機器のデータをパソコンを使わずにインターネット上のクラウドサービスにアップロードする機能(CLOUD-TRANSFER)、(2)2台のN-TRANSFER間で、それぞれに接続したUSBメモリのデータを転送する機能(DATA-TRANSFER)である(写真2)。 (1)の機能に対応するのは当初、エプソンの複合プリンタ「カラリオ」シリ
NTTは1日、加入電話に使われている電話網から、超高速ブロードバンドを提供できる光回線網への完全移行は20年度以降になるとの見通しを発表した。15年ごろをめどに超高速ブロードバンド利用率100%を目指す総務省の「光の道構想」に絡み、ソフトバンクの孫正義社長がNTTの光回線事業を分社化する「構造分離」を行えば光回線の普及を促進でき、15年の完全移行は可能と主張していることに反論した。 ソフトバンク側の主張を受け、光の道構想を推進する原口一博総務相が8月末までに完全移行についての考え方を提出するよう求めていた。この日、提出内容について鵜浦博夫副社長が記者会見した。 鵜浦副社長によると、公衆電話や他事業者の回線との接続機能は光回線に対応しておらず、技術開発や事業者間の合意に時間がかかるため、早くて2010年代後半から切り替えが始まり、5〜6年かかるという。 また、構造分離については、分社化
NTT東日本は、6月にも「フレッツ光」契約者向けに、全国9100カ所に接続拠点を持つ国内最大級の公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」を現行の月額800円から業界最安値の月額200円へ大幅に引き下げます。日本経済新聞が25日付の朝刊で報じました。 フレッツ光の契約者で「モバイルWi-Fiルーター」をレンタルする場合に、フレッツ・スポットを月額200円で提供します。「モバイルWi-Fiルーター」は月額300円でレンタルします。また、JR東海の東海道新幹線「N700系」の車内でも利用できるようにエリアを拡大します。 同社では、28日発売のAppleの「iPad」など、Wi-Fi搭載機器の需要拡大を取り込む狙いです。 これらの施策は本日中にも発表されます。NTT東日本から提供される「モバイルWi-Fiルーター」は、バッファローとNTTブロードバンドプラットフォームが共同開発した商品で、両社
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTドコモ、NTTレゾナント、日本電信電話(NTT)の4社は5月13日、1つのIDで複数のウェブサイトにログインできるシングルサインオン「NTT IDログインサービス」を発表した。5月14日に提供開始する。 NTT IDログインサービスは、NTT Comの「OCN ID」やNTTドコモの「docomo ID」、NTTレゾナントの「gooID」を使って、NTTグループやパートナー企業のウェブサイトにログインできるOpen IDに準拠したサービス。サービス開始当初は、NTTレゾナントのポータルサイト「goo」にのみ対応しており、OCN IDとdocomo IDを使ってそれぞれログインできる。 また、NTT IDログインサービスを活用した決済サービス「NTTネット決済」を2010年度第2四半期中に提供する。ユーザーはECサイトごとにクレジットカード
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2010年4月27日、仮想マシン貸しサービス「Bizホスティング ベーシック」を30日から提供開始すると発表した。競合他社への対抗や既存設備の流用によるコスト圧縮などで、料金を最小構成時で月額8000円(IPアドレス、ファイアウォール込み)に抑えた。 新サービスの特徴は、センター回線の料金が不要なこと。NTTコムのバックボーン回線に直結したデータセンター内に仮想マシンを構築して貸し出す形態だからだ。仮想マシンはプロセッサを1~8仮想コア、メモリー容量を1G~16Gバイト、ディスク容量を100G~2Tバイトの間で選択できる。最小構成の場合で月額7000円となる。 実際に利用するにはグローバルIPアドレスとファイアウォールの利用料も必要で、それぞれ月額500円である。そのため、合計で8000円が最小構成時の実際の月額料金となる。OSはNTTコムから月額
慶應義塾大学の国領二郎教授,金正勲准教授らがネットビジネスに関する政策検討などを目的に立ち上げた「ネットビジネスイノベーション研究コンソーシアム」のシンポジウムが2月上旬に開催された。シンポジウムには内藤正光総務副大臣,近藤洋介経済産業政務官,津村啓介内閣府政務官(IT戦略担当)といった民主党政権のICT分野の中枢メンバーのほか,ソフトバンクの孫正義社長,グーグルの村上憲郎名誉会長といったネット企業のトップが顔を並べた。 出席者の中で会場を最も沸かせたのはソフトバンクの孫社長。「国家の成長戦略は伸ばしやすい分野を伸ばす。過去十数年で最も伸びているIT分野をさらに70兆円分成長させ,日本を情報立国にすべき」とぶち上げた。分かりやすい考え方を先に示して結論に導こうとする孫社長のプレゼンは,政治家顔負けといったところだ。 このようなビジョン提示型の政策立案は民主党政権のアプローチとよく似ている。
NTT東日本が,Android搭載のデジタル・フォトフレーム「光iフレーム」(仮称)を端末とする情報配信サービスの実証実験を始めた(関連記事)。同サービスでは,ウィジェットを使って最新情報の自動配信などを提供する。光iフレームは無線LAN機能を搭載するが,利用する回線は「フレッツ光」。ウィジェットを使った携帯向け情報サービスの固定通信版といった趣がある。 NTT東西で携帯サービスの固定版と言えば,2001年開始の「Lモード」を思い出す。FAX一体型端末などを使い,NTTドコモの「iモード」と同じような電子メール送受信や各種情報検索ができるサービスだ。しかし通常のFAX機よりも高価な端末の購入が必要だったことなどから加入者が伸び悩み,2010年3月末にはサービスを終了する。光iフレームはLモードの二の舞にならないのか。 これに対して,NTT東日本の中村浩ブロードバンドサービス部アライアンス推
NTT東日本は11月12日、デジタルフォトフレーム型Android搭載端末「光iフレーム」(仮称)を開発した。無線LAN経由で好みのウィジェットをダウンロードし、天気予報や料理レシピなどを表示したり、Webブラウザでネット閲覧が可能な端末。NGNサービス「フレッツ光ネクスト」の契約者に提供する。 PCが苦手で家にブロードバンド回線を引いていない女性に使ってもらい、フレッツ光ネクストの契約者数を増やす狙い。来年度上期(4~9月)に発売する予定で、端末価格は2~3万円程度。 光iフレームは、7インチのタッチパネルを搭載したフォトフレーム型情報端末。天気予報やニュースなど好みのウィジェットをダウンロードすると、待ち受け画面にアイコンを表示。タッチするとウィジェットが起動し、情報を閲覧できる。ウィジェットのコンテンツが更新されると光iフレームが音や光、アラートで知らせるプッシュ型だ。
2009年3月期の決算では,NTTが営業利益で日本一になる見込みだ。世界的な不況で業績を悪化させる企業が多い中,NTTは1兆円以上の営業利益を確保する。まさに「不況に強いNTT」だ。 ところが世間一般にもNTT自身にも,NTTの利益日本一を高く評価する風潮はあまりないように思う。もちろん,NTT自身が急速に業績を伸ばしたわけではなく,昨年度までトップだったトヨタ自動車が赤字になったから日本一になったという事情がある。 それにしても,もう少し不況に強いことをアピールしてもいいのではないか。こう思ってしまいくらい,NTTは謙虚だ。2月5日に会見したNTT持ち株会社の三浦惺社長は,「我々にも不況の波が出始めている」と,むしろ不安感を強調した(関連記事)。 世間一般でみても,利益日本一になるNTTを“リスペクト”する声は少ないように感じる。筆者が「こんなに不況なのにNTTは1兆円も利益を出すようだ
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