■メアリー・ケイ・ルトーノー事件 1997年2月、アメリカで34歳の小学校女教師メアリー・ケイ・ルトーノーが逮捕された。罪状は児童に対する強姦罪。被害者は13歳になる元教え子のヴィリ・フアラアウ。メアリーは逮捕時、ヴィリの赤ん坊を妊娠しており、2人は「自分たちは愛し合っている」と主張したが、メディアは「4人の子を持つ既婚女教師が、小6の教え子とセックスをした」と事件をスキャンダラスに報じた。 メアリーは罪を認め、ヴィリとは2度と会わないこと、逮捕から4カ月後に出産したヴィリとの赤ん坊の親権を放棄するという条件を受け入れたため、禁錮89カ月から禁錮6カ月へと大幅に減刑され、同年8月に服役を開始。精神安定剤を飲んでいることから、同じ過ちはしないと判断されたため4ヵ月後の98年元旦に仮釈放された。 しかし、仮釈放から1カ月もたたないうちにメアリーはヴィリと一緒にいるところを警察官に見つかり、刑務