心臓発作が起きるメカニズムはよくわかっている。動脈の壁にこぶのようなプラークができると、血管が狭くなって血流が妨げられる。やがて心臓の筋肉に十分な血液が届かなくなり、酸素が得られなくなって発作が起きる。これを治療するには、動脈を広げるステントを血管内に挿入したり、別の経路をつくるバイパス手術を行ったりするなど、いくつかの方法がある。だが、こういった手法には、カテーテル治療や開胸手術、長期のリハ
【ヒューストン=花房良祐】米航空宇宙局(NASA)とカナダ宇宙庁は3日、2024年にも月の上空を飛行する「アルテミス2」計画について、4人の宇宙飛行士を選定したと発表した。月の探査ミッションとしては初めて米国人の女性と黒人、カナダ人男性を選んだ。このほかに米国人の白人男性も加わる。米国の女性はクリスティーナ・コック氏で、黒人男性はビクター・グローバー氏。「最もダイバーシティ(多様性)のある月へ
東京海洋大学や西オーストラリア大学などの国際研究グループが、伊豆・小笠原海溝の水深8336メートルの深海で、泳ぐ魚の姿の撮影に成功しました。 グループによりますと、これまでに最も深い場所で確認された魚になるということで、専門家は「魚がすむことができる限界に近い深さだと考えられる」としています。 撮影に成功したのは西オーストラリア大学のアラン・ジェイミソン教授や東京海洋大学などのグループで、調査航海にはNHKの自然番組「ダーウィンが来た!」の取材班も参加しました。 去年8月15日、カメラなどを搭載した観測装置を使って伊豆・小笠原海溝の海底付近、水深8336メートルで撮影を行ったところ、魚が泳いでいる姿を撮影することに成功したということです。 映像から、この魚は全身が乳白色で体長はおよそ30センチ「スネイルフィッシュ」と呼ばれる深海魚の仲間とみられるということです。 ヒレは、半透明で体は柔らか
国内におよそ80万人の患者がいるとされる関節リウマチをはじめとした自己免疫疾患について、症状を悪化させる原因となるたんぱく質を特定し、その働きを抑える薬の成分をマウスの実験で発見したと大阪大学などのグループが発表しました。 自己免疫疾患は、免疫の異常によって関節や皮膚などの組織が攻撃され、炎症などが起きる病気で、このうち関節リウマチは国内におよそ80万人の患者がいると推計されています。 大阪大学の鈴木一博教授などのグループは関節リウマチの症状を再現したマウスを使って自己免疫疾患の詳しい原因を調べました。 その結果、免疫を活性化させる「COMMD3/8複合体」と呼ばれるたんぱく質を、体内で作り出せないようにしたマウスでは関節炎の進行が抑えられ、このたんぱく質が自己免疫疾患の悪化に関わっていることがわかったということです。 さらに、炎症を抑える目的で使われている漢方薬の原料「ライコウトウ」の主
呼吸器疾患を引き起こすRSウイルス(RSV)の世界初のワクチンが、2023年内にもまずは米国で登場する見込みとなった。RSVは乳幼児や高齢者が感染すると、肺炎を起こすなど重症化しやすい。国内外の製薬大手がワクチン開発を競うが、欧米勢がまもなくゴールを切りそうだ。2月、英グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発するRSVワクチンの国際共同第3相臨床試験(治験)の結果が英医学誌ニューイングランドジ
脳の健康は、その人がどのくらい長く生きられるかを示す最も有力な指標かもしれない。若いときから長く変わらずに充実した人生を送れるか否かは、脳の健康を保てるかどうかにかかっている。車に優しい運転を心がけ、高品質のガソリンを給油し、定期的にオイルを交換し、消耗した古い部品を交換しながら乗った車は、乱暴に乗り、整備もしない車よりも長持ちするだろう。同じように、中高年の脳を健康に保つ最も簡単な方法は、心
東北大学の研究チームは分子を構成する原子一つ一つの運動速度を測る技術を開発した。加速した電子を原子に当て、戻ってきたときのエネルギーの変化から速度や方向を見積もる。重さが異なる2種類の水素原子が結合した分子で測定に成功した。個々の原子の運動を正確に捉えられれば、化学反応の解明や材料の開発などに役立つ。分子中の原子は固体でも静止しておらず、ナノレベルでは常に動いている。原子の運動は材料の機能や性
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