海へ山へ今や観光バスのかき入れどき、さきに死者二十八名を出した比叡 山のバス転落現場では綿密な実地検証が行われています。 こうした機会にバス会社の安全に対する実態をのぞいて見ましょう。 安全運転を看板に乗務員を養成中のある会社では、危険なコースへ乗務員 をつれ出して胆を冷やす実地訓練、車掌さんの呼子笛の訓練も簡単には出 来ません。 運転手の機能テストには変った機械を使い万全を期しています。又何より も気の持ち方が大切と座禅を組む運転手さんもあります。 ハンドル、スパナ、呼子笛の御神体に今日の無事を祈り、救護車を先頭に ものものしい観光旅行もあります。 高野山のスリル満点というコースではバスガイドが自ら安全をガイドする 風景もみられ、佐渡ヶ島の運転手さんはおけさを歌いながらのハンドルさ ばき。これは切ない客寄せのサービスというところでしょう。 危いコースの連続。強行軍では運転手さんがたまりま
本州と北海道を結ぶ青函連絡船は旅行者にとって苦労の種、長い桟橋を船 から汽車へマラソンさながらのかけっこは毎度の事ながらうんざりします 既に限界に来ている青函航路に代って海底トンネルの計画は長い間の宿題 でした。 予定される白神岬から竜飛崎まで十八キロの海底調査に活躍している北海 道大学のくろしお号は今日も北海道側の予定地渡島福島から津軽海峡の底 深く潜水して行きます。 この和製バチスカーフは地質調査のためのボーリング設備を持ち海底トン ネル掘削の可能性に大きな鍵を与えてくれます。 世界最大といわれるこの海底トンネルは、工費九〇〇億円、十年計画の大 工事ですが、台風の度に欠航する連絡船に代って北海道開発の大きな道が 開かれることになるのです。 (作品No.NAJ0790-03) (昭和35年9月7日公開)
日映ライブラリー Japan View my profile 昭和30年代の10年間の映像を、月ごとに順次公開しています。貴重な昭和の映像をご覧ください。◆記事にはニュースが公開された当時の原稿をそのまま使用しています。現代表現や認識と異なる場合がありますが、当時の史料としてご覧ください。◆このブログの記事や映像をそのまま引用してブログを書くことは大歓迎です。どんどん膨らませてください。◆映像の商用的2次利用には株式会社日本映画新社の許諾が必要です。利用希望の方はメール等でお問い合わせください。 Messaging: Send email お問い合わせ先 日本映画新社のホームページへ ようこそ
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時間がかかりました。 13ヶ月半も、この公開作業を進めてきました。 やっと、完成です。 30年代(昭和30年~39年まで)に劇場で公開されたニュース映画を 一挙、すべて公開しています。 映像に加えて、ニュース記事も載せています。 どうぞ、御覧ください。 こうした機会を与えて頂いた関係者の方々、ならびに、シックスアパート社に感謝申し上げます。
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