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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (22)

  • 彼女の顔には細部がない・・・アニメの中の描写の落差について - ohnosakiko’s blog

    (※長めの追記をしました) 『借りぐらしのアリエッティ』のDVDを借りてきて見ていた時のこと。 室内の描写が凝っている。その部屋の中に登場人物が入ってきたところで、覚えのある違和感が。写実的な背景と、非写実的な人物が、不釣り合いに感じる。まるできっちり作られた三次元の舞台に、二次元の人間がいるみたい。 背景と人物の描写のレベルが明らかに違う点については、前から多少気になっていた。 背景の描写が陰影も含めて細かくリアルに描き込まれているのに、そこに登場する人物はベタ塗りでペラッとしていて所謂アニメ絵。ジブリに限らず日のアニメの「美術」は、背景画だけで展覧会が開催されるほどのレベルに至っていたりするので、結果、人物とのギャップが生まれ易くなる。*1 ヨーロッパのアニメは例えばチェコ・アニメにしても、背景と人物とのテイストや描写レベルの落差がなく、概ね全体的な統一が図られているという印象がある

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  • 三次元ヌードへの拒否反応 - ohnosakiko’s blog

    今日のデザイン専門学校のデッサンの授業は、ヌードクロッキーだった。私の行っている学校では、全コースの一年生が一度はヌードクロッキーをすることになっている。美術系のヌードモデルをしているベテランのモデルさんが、毎年来る。彼女から、アニメ専門学校に仕事に行った時の興味深い話を聞いた。 クロッキーの授業が始まってしばらくしたら、気分が悪いと言って退室する学生が幾人か出たという。初めてヌードモデルを描くという緊張感で気分が悪くなったのか? 後で教官に訊くと、どうもそれだけではなかったらしい。 アニメーションコースに来るような学生は、だいたい女の子の絵を厭というほど描いている。実物の女のヌードを目の当たりにする前から、女の子のヌードの絵も描いている。そこで頭の中に、かわいくて理想的な女の子の身体イメージというものが、既に確立されている。 しかし。現実の女性はアニメ絵とは違う。ずっとずっとナマナマしく

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  • あんかけスパと河村名古屋市長 - ohnosakiko’s blog

    名古屋に、あんかけスパというものがある。茹でた極太のスパゲッティを更に油で炒め、そこに炒めたウィンナーやピーマン、タマネギなどの入った中華飯のタレみたいなものをかけたやつが一般的。味はややピリカラ。 名古屋人なら一度はべたことがあるという、このあんかけスパ。名古屋の味として有名な、ファンも多いというあんかけスパ。私は大嫌い。生粋の名古屋人だけど。 あんかけスパは60年代から名古屋にあったらしいが、幸か不幸か20代(80年代)になるまで、その実体を知らなかった。ある時喫茶店に入り、お腹がとても空いていたのであまり考えずに頼んだら、ソレが出てきた。 一目見て、ギョッとした(ギョッとしたい方はWikipediaで写真をご覧下さい)。だいたい麺が太すぎる。ドロッとしたソースが不気味。でもせっかく頼んだので、とりあえず口に運んだ。 ‥‥‥これ、スパゲッティじゃない! 不味くてえん、とまでは言わな

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  • 父の娘たち・・・渡邉泰子と木嶋佳苗(‥‥そして私) - ohnosakiko’s blog

    一週間ほど前に美容室で手に取った『婦人公論』誌上にて、北原みのりが東電OL殺人事件の被害者、渡邉泰子と、結婚詐欺・連続不審死事件の被疑者、木嶋佳苗との共通点を、「父の娘」であることだと書いていた。それが二人の性的逸脱行動になんらかの影響を及ぼしたのではないかという趣旨のエッセイで、関係が詳しく論じられていたわけではない。*1 自他ともに認める「父の娘」だった私としては気になるところ。 渡邉泰子と木嶋佳苗。いずれも長女で、知的階層の高い厳格なタイプの父親に愛され、教育的な家庭環境で優等生として育てられた。そしてどちらも父を亡くしている(渡邉泰子の父は病死、木嶋佳苗の父は事故死だが自殺の可能性も疑われている)。 以下、彼女たちのプロフィールをざっと書き出してみる。 1957年生まれの渡邉泰子は、東大出身で東京電力勤務の父をもち、幼い頃から父の期待に応える優秀な娘だったという。20歳の時に、役員

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  • 近代文学が終わった後の『文豪とアルケミスト』 - ohnosakiko’s blog

    文豪とアルケミストと小林多喜二と日共産党 - Togetterまとめ 『文豪とアルケミスト』というオンラインゲームで、近代文学の小説家(が現代に転生したもの)がキャラとして多数登場している中に小林多喜二も含まれており、それについて新聞『赤旗』が好意的に取り上げたところ、そのゲームのファンの一部が「政治利用だ」と憤慨しているという話。 それに対し、「小林多喜二はそもそも共産党で‥‥」などのツッコミが多数入っている。言い換えると、「元キャラの背後のコンテクストやコンセプト知ってるの?」。 一種の「断絶」である。 最初は「そういう文脈知らなくてゲームやってて面白いのかな」と思ったが、よく考えてみれば文脈込みで楽しむというのは、この「動物化するポストモダン」の時代には今や古典的態度だ。 「自分たちの好きなもの(蟹のハサミ持った「元反逆児」のキャラという虚構)が、嫌いなもの(左翼という現実)に紐付

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  • 「童貞を殺す服」雑感 - ohnosakiko’s blog

    この数年、仕事先の地方の芸術大学でよく見かけるファッション。美術学部でも音楽学部でも見られる。 (微妙にデッサン狂ってる。左の人が多い印象) パステルカラーでパフスリーブのシフォンみたいなブラウス、薄くてヒラヒラしたミニスカート、長めフレアスカート、レースのソックス‥‥。少し前のロリータやメイド服の流れから?というかアイドルやアニメの影響?‥‥と思っていたが、こういうのが「童貞を殺す服」なのか? 「童貞を殺す服」のブランドを集めてみた - あめ姫は友達が少ない 大学内では、上の記事に掲載されているのほどコスプレ感のある人はほとんどいないが、そういう雰囲気をうすーく漂わせた甘いレトロな感じのファッションの女子はかなり多い。三人に一人くらいはいそう。 大学生の姪は、MILKが好きだと言っていた。彼女の場合、パンキッシュなスタイルから回り回ってガーリーに来たという感じ。 去年久しぶりに会った時、

    「童貞を殺す服」雑感 - ohnosakiko’s blog
    synonymous
    synonymous 2015/07/09
    “ファッションが過去の流行のリニューアルや再編集で循環し出して久しいが、「童貞を殺す服」の時間の止まった感はちょっと異色。”
  • 『ボルネオ人をしめ殺すオラン・ウータン』の衝撃 - ohnosakiko’s blog

    「生きものが苦しむところを観察したい」という残虐な欲望が、子どもの頃にあった。と書くと不穏だが、人間や身近な動物は厭で、あまり大きくなくて自分の好きではない生きもの、たとえば虫なら、平気でもがき苦しむところを見ることができた、というわりとよくある話。 蜘蛛や蛾を捕まえてボンド漬けにしてみたり、小さな羽虫の羽や触覚や脚を少しずつ毟って、飛べなくしたり歩けなくしたりする。体の自由を奪われ弱った虫が、断末魔の痙攣じみた動きをする。気持ち悪さと面白さ、不快と快の混じった何とも言えない感覚。 その、少しぞくぞくするような気分を思い出してみると、明らかに性的なものへの関心が底にあったと思う。子どもの頃のまだあまりはっきりと自覚されない性欲が、「生きものが苦しむところを観察したい」という欲望に置き換わっていたようだ。 「残酷さや暴力への欲求と性的欲望が結び付いている」と明確に感じるきっかけになったのは、

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  • 男性のオウチ進出 - 『喜婚男と避婚男』を読む - ohnosakiko’s blog

    喜婚男と避婚男 (新潮新書) 作者: ツノダ姉妹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/05メディア: 単行購入: 6人 クリック: 124回この商品を含むブログ (7件) を見る オビの文句は「愛を叫ぶか、愛を避けるか。バブル世代のマーケッター姉妹が「男×オウチ」の時代の世相を読み解く。」。 ああまた60年代生まれの女性ライターによる当世男子結婚談義か、この世代の女って「今時の男」について語るのが好きだよねぇ、深澤真紀氏(草男子)といい、牛窪恵氏(お嬢マン)といい、白河桃子氏(婚活)といい、澁谷知美氏(童貞)といい‥‥と思いつつ、ジェンダー入門の授業のネタにはなるかと読んでみたら、意外と面白かった。 「女の時代」ともてはやされた80年代以降、バブルの追い風もあって「女性の社会進出」は進み、消費の中心にいるのは女性で何かと「女の生き方」が語られた。女性のライフプランの選択肢は増え

  • 「芸大」という呼び名にまつわる意識と心理 - ohnosakiko’s blog

    先日、ブックマークコメントで見事に噛み合わないやりとりをした。 発端は疲れたというタイトルの増田の記事で、この中に、芸大を受けたが志望校は失敗し、「別の一番入りやすかった芸大」に入ったという記述が出てくる。これに対してブコメで「芸大落ちたのならそれ以外は美大って言うでしょう普通」「芸大と美大の区別ができてない」という意見を見たので、 ohnosakiko (↓芸大ったら東京芸大だけと思ってる人がいるかもしれないが、京都、愛知、沖縄、大阪、名古屋など美大ではなく芸大とつくところはピンキリで一杯あるんですよ((つか私の知ってる学生じゃなかろうな‥‥ というブコメをつけたら、その後 okxiav 芸大と略せる学校は東京藝術大学以外にもあると言うのは東大と略せる学校もいっぱいあるよねみたいなもんだから、意図的に誤解を招きたい時以外はやめといたほうがいいかと との意見が別の人からあった。 参照:ht

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    synonymous
    synonymous 2015/01/31
    大作家芸術大学
  • 変な顔なのに、美しい - 剛力彩芽の造形美 - ohnosakiko’s blog

    剛力彩芽、その顔が天才だ! - 逆襲のブロガー 続・剛力天才論 - 逆襲のブロガー 剛力彩芽について熱く語っているid:yoghurtさんに、二番目の記事でブコメを取り上げて頂いたので、私もちょっと語ってみたくなった。 普段あまりテレビを見ない私が剛力彩芽を最初に認識したのは、スーパーの中に掲示されていた小さな広告の写真(森永乳業か山崎パンか忘れた)。「ちょっと変わった顔? でも好きなタイプ」と思った。それ以降、雑誌やテレビに登場するのを意識して観察するようになった。メディアにものすごく露出が多いのを知ったのは実は最近。(一部で?)「ブス」だと言われているのも最近知った。 ブスはあんまりだ。でもファニーフェイスと言えば近いと思う。喩えが古過ぎるが、目の小さいあっさり顔なところが若い頃のシャーリー・マクレーンっぽい。正統派の美人ではないマクレーンはよくファニーフェイスと言われていた。 「出過

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  • 父が施設に慣れるまで - ohnosakiko’s blog

    老人養護(介護)施設に入った人がその環境に完全に慣れるまでに、平均して一ヶ月くらいかかるという。しかし8月半ばに入所した父はいまだに気分の波が激しく、いろいろ問題行動を起こしているようだ。 それというのも、入所して10日、少し慣れ始めた矢先に誤嚥が元で肺炎に罹って病院に逆戻りし、3日間高熱に苦しんだあげく何とか一命をとりとめて、9月の上旬にやっと施設に帰ったためだ。 それで、また何もかもゼロに戻ってしまった。というかマイナスになったかもしれない。 父の体力はガクンと落ちて自力で立つこともできなくなり、ついでに入院中に昼夜が逆転してしまって、日中、事の時以外はひたすら眠り続けるようになった。一週間に2、3度父を訪ねていた母は、「いつ行っても寝てて起きないんだもの。張り合いがないわねえ」とこぼしていた。てんかんを押さえる薬が麻酔のように効いているのか、呼びかけても体を軽く揺すっても起きない。

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  • なぜ韓国の男なのか - ohnosakiko’s blog

    体型を愛でる ここのところ、女性芸能週刊誌のグラビアに頻繁に登場しているのは、日人のタレントではなく韓国の俳優達である。 先日も喫茶店に行って新しい週刊女性を開いてみると(私の情報源はこれだけか)、ペ・ヨンジュンを始めとした6人の若手俳優の全身のショットが、見開きにでかでかと並んでいた。パク・ヨンハ、チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ビョンホン‥‥。後一人は忘れたが、別にファンでもない私まで、いつのまにか名前をインプットされている有り様。 6人のうち5人は、イタリア製とおぼしき濃紺のピンストライプのスーツを着用。一番若手のウォンビン(木村一八似)は、白のくりの深いVネックのサマーセーターにサテンぽい光る生地のジャケットで首にはネックレス。全員、今にも跪いてくれそうな感じ。 6人の並びから立ち上る雰囲気は、どう見てもホストである。日のタレントのファッション感覚とはややズレているが、このベ

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  • 女の子の欲しいもの - ohnosakiko’s blog

    夫が職場の人から聞いてきた話。 最近、高校3年や大学4年で妊娠する女の子が増えているそうだ。その人の近所にも数人そういう娘がいて、他でもそんな話をポツポツ聞くという。 高校や大学の最終学年というと就活まっただ中の人が多い。しかしその女の子たちは、社会に出て僅かな報酬のために苦労しながら働くのはまっぴらだと思っている。そこまでやりがいのある仕事なんかないし。 しゃかりきに働きながら一生独身を通すのも、仕事+家事育児分担という共稼ぎスタイルも、どっちもしんどそう。専業もセレブでない限りつまんなそう。でも子供はほしい。 そこで、つきあってる男の子供を計画的に妊娠する。親バレし、就活どころではなくなり、男も外堀を埋められ逃げられなくなってでき婚。 しかし娘はその男と結婚したいのではなく子供がほしかっただけだから、数年経つと夫婦仲はうまくいかなくなって離婚。 子供を抱えて生活能力もない若い娘の生活は

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    synonymous
    synonymous 2011/01/03
    こうやって若いうちに子供が育ってしまえば、長く務める仕事にも就けるので、一概に寄生が悪いとは言えないと思う。/↑自分のミニチュアが欲しい、という女性は少なからずいます。id:y_arim
  • 図工の時間は楽しかったですか? - ohnosakiko’s blog

    (※追記あり) Togetter - 「「絵の描き方」を習った覚えがないよ」 はてなブックマーク - Togetter - 「「絵の描き方」を習った覚えがないよ」 はてなブックマーク - はてなブックマーク - Togetter - 「「絵の描き方」を習った覚えがないよ」 はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - Togetter - 「「絵の描き方」を習った覚えがないよ」 はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - Togetter - 「「絵の描き方」を習った覚えがないよ」 義務教育の図画工作、美術の時間に絵の描き方を習っていないという話は最初の方だけで、途中から学校教育全体の話になっていたが、ブックマークコメントは「絵の描き方教わったよ」「教わってないよ」話が多く、そのせいかブクマが伸びた。 「絵の描き

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    synonymous
    synonymous 2010/11/05
    楽器扱うのが嫌でしたなぁ。図工はそんなに嫌いじゃなかった。
  • 「不道徳」な星の下に生まれついた私たちへ - ohnosakiko’s blog

    ※タイトルはこっちのコメントのやりとりからヒントを得ました(レタ田さん、ども!) はじめに、前回のエントリで「悪」という言葉を使ったら「何故ポルノが悪なんだ」「善悪で考えること自体がおかしい」といった意見がブコメなどで結構見られたので、再度(再々度)説明する。 引用元記事コメ欄で、ブログ主は「良心」という言葉を使っている。これは彼女の一連の主張の中核にある重要な言葉だ。「良心」を問うからには「善」と「悪」が想定されているはずなので、記事を書くにあたってその論法に乗った。フム、こう考えれば「悪」になるな、あえて「悪」としておくことが次で効いてくるんだな‥‥と読んで下さった人、ありがとう。エントリでなんとか回収を試みます。 この話の行き着く先は、性欲とは何か? 理性ある社会的人間と性欲や性愛との関係はどうなっているのか?という一点に集約されると私は考えている。 ここでは表現規制に賛成か反対か

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    synonymous
    synonymous 2010/04/25
    始まりの一撃
  • すべてのオシャレは男ウケである - ohnosakiko’s blog

    同性ウケにおける無意識としての異性ウケ とりあえず言い切ってみてから考察を始めようというわけで、女性にdisられそうなタイトルをつけてみた。最近あちこちで散見したファッションの話題について。 pal-9999氏の主にこちらの記事の中の「女性のオシャレや化粧は異性へのアピールだ」といった見方に対して、主に女性から「異性ウケのためにオシャレしてるんじゃない、自分のため」「異性より同性の目を気にするものだ」「自分が好きなものを着てるだけ」といった反論がブクマコメントやエントリであった。私の見知っている範囲では、はてなの女性ダイアラーは、なんとなく「男ウケ?フン」な「私は私」傾向が強い気がするので、こういう反応は当然とも思える。 女性間で「ファッションで男ウケを狙ってる」と言われる女は、わかりやすいセックスアピールに走っていたり、いかにもな清楚を装ったりと、ジェンダーロールに忠実な格好をしているこ

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    synonymous
    synonymous 2009/12/04
    生活のイメージの中に、背景画としてあらかじめ取り込まれた異性のことなのかなー、と思って読みました。
  • コペル君と豊田正子 - 1930年代の教養主義と格差 - ohnosakiko’s blog

    『君たちはどう生きるか』のエリーティズム 最近、4年前に書かれた『グロテスクな教養』(高田理惠子、ちくま新書)の書評のブログ記事をたまたま見かけた。私がこのを読んだのもやはり4年ほど前だったが、第一章の「教養、あるいは「男の子、いかに生くべきか」」の中で、戦前の教養主義の一典型として、吉野源三郎著の『君たちはどう生きるか』が何度か言及されていたことを、この書評を読むまですっかり忘れていた。 君たちはどう生きるか (岩波文庫) 作者:吉野 源三郎岩波書店Amazon1937年(昭和12年)に刊行された、小説仕立ての少年向け教養書、啓発書である。主人公のコペル君(ニックネーム)が、日常の出来事や中学校生活のさまざまな体験を通して、世界と自己との関わりについて目を開き、成長していく様が描かれている。 著者の吉野源三郎は戦後、総合雑誌『世界』の初代編集長になり、反戦平和主義者としての活動もした所

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    synonymous
    synonymous 2009/12/02
    君どう、は一度は素直に読まないと。
  • 曾野綾子とミニスカート - ohnosakiko’s blog

    産経新聞に掲載された曾野綾子の「用心するということ」というエッセイが、この数日、ネット上でえらい顰蹙を買っている。産経新聞に謝罪を求める抗議運動まで起こっているようだ。批判記事には多くの反応が集まっている(その一つ、強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ - フランチェス子の日記にエッセイ全文が掲載されているので、未読の方はどうぞ)。 去年の2月、沖縄駐留米軍海兵隊員による女子中学生暴行事件の際、産経新聞客員論説委員の花岡信昭が被害者について「基的な「しつけ」が徹底していなかった」とネットで発言し、散々叩かれたことがあった。「またかよ」感が拭えない人も多いと思う。 曾野綾子と言えば、最近では作家としての話題や評価より、石原慎太郎や中曽根康弘と仲良しで、靖国に参拝し日の丸・君が代を賞賛し、かつて日船舶振興会の会長を務めたり日郵政取締役に就任していたりする、ガチガチのタカ派とし

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  • 「まんこ」を叫んだ日々 - ohnosakiko’s blog

    女の体で笑うということ - キリンが逆立ちしたピアス たくさんのブコメの中に、「まんこ」を連呼することに対していろんな反応があって興味深い。*1 上の記事に対する意見の一部。 「9割以上」が「女性」であったという「観客」と一緒に「おまんこおまんこ」と叫んで「大笑い」しながら「泣きそうにな」るのも結構だが、男もいる中で叫ぶことが出来ない限り、一時的逃避に過ぎないw それが「私の『おんな性』にかけられた呪いである」、えへんってお前は楊貴妃かwww - 消毒しましょ! さいですか。じゃあピンポイント反応で、男もいる中で叫んだ話を。「自分語り」です、はい。 20代半ばの頃、アマチュアバンドをやっていた。全員独身勤労女性。*2 バンド名は「毒まんこ」という。 ボーカルの人がその名を提案した時、後の四人は一瞬引いてから笑い転げ、即決した。まだ音の方向性も何も全然決まってなかったが、「毒まんこ」でもう全

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    synonymous
    synonymous 2009/08/03
    らいぶをみたかったなぁ、毒まんこ。
  • 私たちの「祭り」、その失敗と責任 - 『ポケットは80年代がいっぱい』(香山リカ)を読んで - ohnosakiko’s blog

    ポケットは80年代がいっぱい 作者:香山リカバジリコAmazon カバーの紹介文から引用しよう。 一九八一年、サブカルチャー勃興期の渋谷。 伝説の”自販機雑誌”『HEAVEN』の編集部が、 香山リカの出発点だった。 「新人類」「ニューアカデミズム」「テクノ」「ニューウェーブ」「スキゾキッズ」など、 数々のキーワードを生み、多くの才能を排出した 八〇年代サブカルチャーの現場を描く、 おしゃれ・キュート・アヴァンギャルドな八〇年代クロニクル。 78年、北海道から東京に出てきた香山リカが、自分の嗅覚を頼りに動いていった結果、成り行きでえらくディープな人々と関わることになり、さまざまな場や出来事に巻き込まれてゆき、それらやや「異端」な香りのする環境と自分の周囲の一般大学生感覚とのズレに悩み‥‥といった、80年代前半ニューウェーブ周辺の体験記である。 東京ニューウェーブに憧れる地方の女の子が上京‥‥

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    synonymous
    synonymous 2009/05/05
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