昭和41年、姫路の上空に彗星の如く現れた「新時代の都市交通機関」、それがモノレールであった。渋滞する道路交通を尻目に、排ガスを出さずスマートに市街地を走り抜ける。頑丈な軌道も必要なく、理論上は160km/hという高速走行も可能な、まさに夢のような交通システムでした。 しかし、たった8年で運行を絶たれ、昭和54年に僅か13年という短い命を正式に閉じることとなったのです。謎の多いこのモノレールを、有志と共に記録として残そうということでまとめています。画像や資料をご提供下さいました諸兄に改めて感謝しつつ、歴史に埋もれたモノレールを振り返ってみたいと思います。
海へ山へ今や観光バスのかき入れどき、さきに死者二十八名を出した比叡 山のバス転落現場では綿密な実地検証が行われています。 こうした機会にバス会社の安全に対する実態をのぞいて見ましょう。 安全運転を看板に乗務員を養成中のある会社では、危険なコースへ乗務員 をつれ出して胆を冷やす実地訓練、車掌さんの呼子笛の訓練も簡単には出 来ません。 運転手の機能テストには変った機械を使い万全を期しています。又何より も気の持ち方が大切と座禅を組む運転手さんもあります。 ハンドル、スパナ、呼子笛の御神体に今日の無事を祈り、救護車を先頭に ものものしい観光旅行もあります。 高野山のスリル満点というコースではバスガイドが自ら安全をガイドする 風景もみられ、佐渡ヶ島の運転手さんはおけさを歌いながらのハンドルさ ばき。これは切ない客寄せのサービスというところでしょう。 危いコースの連続。強行軍では運転手さんがたまりま
本州と北海道を結ぶ青函連絡船は旅行者にとって苦労の種、長い桟橋を船 から汽車へマラソンさながらのかけっこは毎度の事ながらうんざりします 既に限界に来ている青函航路に代って海底トンネルの計画は長い間の宿題 でした。 予定される白神岬から竜飛崎まで十八キロの海底調査に活躍している北海 道大学のくろしお号は今日も北海道側の予定地渡島福島から津軽海峡の底 深く潜水して行きます。 この和製バチスカーフは地質調査のためのボーリング設備を持ち海底トン ネル掘削の可能性に大きな鍵を与えてくれます。 世界最大といわれるこの海底トンネルは、工費九〇〇億円、十年計画の大 工事ですが、台風の度に欠航する連絡船に代って北海道開発の大きな道が 開かれることになるのです。 (作品No.NAJ0790-03) (昭和35年9月7日公開)
先日、旭屋書店本店で「西大寺鉄道 (RM LIBRARY89)」(ネコ・パブリッシング)を買いました。RM LIBRARYの第89号。発売されたのは今年の1月ですが、うちの書棚を確認したら買い漏らしていたのに気づいたんです。 このシリーズ、「B5・56ページ白黒、本体価格1000円」と高いんだか安いんだかよく分からない値段設定ですが、なんだかナウなヤングには絶対受け入れてもらえないような、ていうか鉄道趣味誌でも「ピクトリアル」以外ではなかなか載せられない濃〜い企画が並んでいます。人気だったのは、青木栄一の「昭和29年夏 北海道私鉄めぐり〈上〉 (RM LIBRARY(58))」、あと「キハ41000とその一族〈上〉 (RM LIBRARY(1))」とか「戦後生まれの私鉄機械式気動車 (上) (RM LIBRARY(87))」とかも楽しかったなあ。それと、凄いのは消えた私鉄関係の特集。「北恵
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