静嘉堂文庫美術館が丸の内に移転・開館。130年の時を超え、都心の新たなアートスポットに岩﨑彌之助(1851〜1908)とその息子・小彌太(1879〜1945)の父子二代によるコレクションを収蔵・公開する静嘉堂文庫美術館が、東京・丸の内の明治生命館に移転。愛称「静嘉堂@丸の内」を携え、新たなスタートを切った。都心で良質な日本美術・東洋美術を鑑賞できるスポットとなる。 静嘉堂文庫美術館のホワイエ。重要文化財である明治生命館の意匠が生かされた空間だ 東京・丸の内に新たな美術館が誕生した。世田谷区岡本から移転した静嘉堂文庫美術館(愛称「静嘉堂@丸の内」)だ。 静嘉堂文庫美術館の礎は、岩﨑彌之助(1851〜1908、岩崎彌太郎の弟で三菱第二代社長)とその息子・岩﨑小彌太(1879〜1945、三菱第四代社長)による父子二代のコレクション。約20万冊におよぶ古典籍と6500件の東洋古美術品のなかには、国