「エビデンス」は万能か? SNSをはじめとするインターネット上では、さまざまな社会問題について活発な議論が行われている。特に健康や医療をめぐる話題については、さまざまな人々がさまざまな見解をもつことは当然で、それぞれの意見を交流させることは、社会全体の知識の量と質を高めていくことにも役立つだろう。 しかし、極端に見解が異なる人の間で意見が衝突したり、時にはあまりにも感情的な議論が続いたり、人格を否定したり傷つけあったりするような交流が起こるとすれば、それ自体は好ましいこととは言えない。そのような交流自体が関係者の健康を損ねてしまうこともある。 このような議論の場に足を踏み入れようとすると、まるで地雷原を歩いているような気持になる。少し遡ればホメオパチー(ホメオパシーと表記することもある)などの代替医療をめぐる議論、原発事故の放射能による健康被害をめぐる議論、最近の例で言えばHPVワクチンの
by Oleg Sergeichik オーディオ技術者や専門家によるオーディオ関連の国際組織Audio Engineering Society(AES)で、「音源をMP3で圧縮することで、楽器の持つ感情的特性が変化する」という内容の研究論文が公表されました。この研究によると、MP3圧縮は視聴者の幸福を奪い、反対にハイレゾ音源のような感情特性におよぼす影響の少ない音源は人の幸福に良い影響を与えるとのことです。 AES E-Library » The Effects of MP3 Compression on Perceived Emotional Characteristics in Musical Instruments http://www.aes.org/e-lib/browse.cfm?elib=18523 MP3s make you less happy, study says |
新年あけましておめでとうございます。折口と申します。 あと半年で成人する私ですが、近頃常々思うことがあります。それは 「一年って年々短くなってない?」 もちろん時間の進み方が早くなっているという話ではなく、体感時間の話です。大人になるに連れて一年がどんどん短くなると聞いてはいたのですが、こうも短いとは... 親戚に聞いたところ年取るに連れてさらに短くなるとのことでなんとも言えない気持ちに。調べてみると、この現象には名前があるみたいです。 wikipediaによると... ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案した法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。 簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。 例えば、50歳の人
<脳科学の研究においても、複数言語を操る人は習得のアドバンテージを身につけ学力向上に役立てていることが分かっている。多言語を話す子どもは勉強で成果を出しにくいという考えは誤解> 複数の言語を話す中学生は成績が伸び、テストの得点も改善されていることが新しい研究で判明した。ニューヨーク大学のマイケル・キーファー准教授とオレゴン州立大学のカレン・トムソン准教授が発表した研究によると、英語のみを話す生徒に比べ、多言語を話す生徒の方が読書や数学の分野で2~3倍の速さで学力向上の成果を出していることが分かった。 アメリカの学校は言語教育において、ここしばらく他国に遅れをとっている状況で、これまでも多言語習得の有効性を示す研究は多数発表されているものの、多言語を話す子どもは勉強で成果を出しにくい、という誤った考え方も根強い。しかし今回の研究で、その通説は覆されることになった。 不十分な教育環境でもマルチ
取り出す練習をすることで、記憶は使えるようになる 出口:僕は最近、よく物忘れをしてしまうんです。この前の講演会でもライス元国務長官の名前が出てこなくて、つい「あの、黒人の優れた……」とか言ったら、会場から「ライスさん」と教えてくれて「ありがとうございます」ってなったりしました。 池谷:わかります。 出口:どうすれば忘れないようにできるんでしょう? 池谷:これはもう、仕方がないと思うんです。誰にでも起きますから。あえて言えば、忘れないためには「思い出す」訓練をすること。一応、私は記憶が専門なので、厳密にはいろいろ申し上げたいことはありますが、そこに尽きます。多くの人は「記憶」というと、詰め込むもの、覚えるもの、入力するものだと勘違いしています。しかし、記憶力は出力しないと鍛えられない。 出口:頭の中に入っているものですよね。 池谷:学校の勉強は詰め込みがすごいのですが、取り出しの練習はしませ
<ミシガン州立大学などの実験で、自分に対して「三人称」で語りかけるだけで感情のコントロールがずっと楽になることが分かった> 三人称で自分と距離を作る 怒りやイライラなど、ネガティブな感情はできればすぐに手放したいものだが、なかなか難しい。しかしこのほど発表された実験で、自分に対して「三人称」で語りかけるだけで感情のコントロールがずっと楽になることが分かった。実験はミシガン州立大学とミシガン大学の心理学者が行なったもので、科学系の米ニュースサイト「サイエンス・デイリー」が伝えた。 方法はとても簡単で、通常、人は頭の中で一人称を使って話しているが、これをただ三人称に変えるだけだ。 サイエンス・デイリーが紹介した方法はこうだ。 例えば、ジョンという男性がいたとする。最近恋人に振られてしまい、気持ちが動揺している。ここでジョンが自分の感情に向き合い、「俺は何で動揺しているんだ?」と一人称で自問する
by Kristina Kamburova 「最速で友だちを作るための科学的な方法」は、インターネット上では「よく知らない人とでも恋に落ちることができる36の質問」としても知られています。この質問は心理学者のアーサー・アーロン氏が1997年に発表した研究論文が元となっており、もともとは「恋に落ちる」ということではなく、「大学の学生たちの間に親密な人間関係を作る」ということが目的でした。 The Experimental Generation of Interpersonal Closeness: A Procedure and Some Preliminary FindingsPersonality and Social Psychology Bulletin - Arthur Aron, Edward Melinat, Elaine N. Aron, Robert Darrin Vall
昨日、フランス大使館を筆頭に内閣府や森美術館が主催した日仏フォーラム「人工知能は社会をどのように変えるのか?」に参加した。終日にわたる時間を費やした内容の濃いフォーラムであった。得るものは大きかった。フォーラムの紹介文書はいまだPDF形式でダウンロードできる(参照PDF)。 また、この手のフォーラムにありがちな英語=国際語ということもなく、進行案内はすべてフランス語でなされた(ただしフォーラム司会は日本語)。つまり、日本語とフランス語のみのフォーラムだったのである。その点でも興味深いものだった。熱く語れるフランス語の議論を聞いていると、フランス国内ではこうした熱意で日々弁論が交わされているのだろと確信された。 このフォーラムのパネリストの一人が本書の著者ジャン=ガブリエル・ガナシア教授である。発言が興味深かったので、もう少しその思索について知りたいと思っているところ、会場で同書が販売されて
飲むと8時間が1000年分に感じられる夢の薬 理論的には製造可能だと学者が提言 1 名前: 栓抜き攻撃(栃木県)@\(^o^)/ [US]:2017/03/31(金) 10:56:57.57 ID:cSyLMQwy0●.net 我々の人生は80年、頑張っても100年という感じではございますが、これが科学の力で1000年になるとすれば、とんでもなく人生を楽しめるのかもしれません。しかし、逆に言えば1000年間楽しくない人生を歩むことにもなりかねないわけですが、そんな夢のような技術が開発可能ということ話題になってます。 -8時間が1000年に・・・そして囚人へ 現在服役している囚人たちですが、最も長い刑罰として「終身刑」「無期懲役」などがありますが、模範受刑者・恩赦などによりだいたい30年ぐらいで出てくることが出来ます。ある意味「終身」でも「無期」でもないわけですが、これが1000年の刑となれ
どうも、木村(@kimu3_slime)です。 「水素水」って聞いたことありますか?(あやしいアフィリエイトの書き出しみたいだ……) 一時期話題になっていましたが、「効果が科学的ではない、疑似科学だ」ということで販売しないところが増えてきました。 参考:カルト的人気の水素水、東京工業大学の生協にまで蔓延 – 市況かぶ全力2階建 僕はこういう話題を聞くと逆に面白くなってくるので、あえて飲んでいます。水ですね。 水素水というものを見かけたので、買ってしまった。「水素が含まれているから、体が良い」という主張を具体的にはしないようにしつつ、それっぽい雰囲気を出している。水は体に良い。 — 木村すらいむ (@kimu3_slime) July 2, 2016 で、僕が話したいのは、「水素水はいいぞ」「水素水は科学的ではない」という話ではありません。科学的に根拠が乏しいことは、以下の記事や動画を見れ
先月、静岡県藤枝市でじゃがいもの食中毒事故が発生しました。藤枝市内の小学校で栽培していたじゃがいもを7月12日に収穫し、15日に皮ごとゆでて食べたところ、食中毒になったようです。じゃがいもに含まれていた「ソラニン」という毒物にあたったとみられています。7月22日の静岡新聞、朝日新聞ほか、数社で報じられました。 じゃがいもにソラニンという毒物質が含まれていることは、一般的に知られています。ソラニンという名は知らなくても、ジャガイモの芽は取らないと危険だということを知らない主婦は、きっと馬鹿にされてしまうでしょう。 ソラニンは、じゃがいもの茎の根元や、じゃがいもから発芽した芽、そして太陽光などに当たって緑に変色した表面にも多く含まれています。 生えてもいない「芽を取った」という言い訳か 今回の藤枝市の食中毒、報じた記事を読むと3つほど気になることがあります。 • 収穫して3日程度の芋に芽が生え
将棋の棋士が次の一手で攻めるか守るかを決める二者択一の判断と、どのような手を指すかという具体的な思考では、脳の全く違った部分が使われているという研究結果を、理化学研究所と日本将棋連盟が共同でまとめました。 攻守を決める大きな判断は具体的な手を比較することなく行われていることになり、研究グループはこうした判断が過去の経験に基づいて直観的に行われているとしています。 その結果、次の一手で攻めるか守るかという二者択一の判断には、帯状皮質と呼ばれる大脳の一部などが使われていましたが、どのような手を指すかという具体的な思考にはそれ以外の部分が使われていることが分かったということです。 攻守を決める大きな判断は、具体的な手を比較することなく行われていることになり、研究グループは、こうした判断が過去の経験による学習に基づいて直観的に行われていることが分かったとしています。 理化学研究所脳科学総合研究セン
約5万人のデータで検証 人間の知的能力は、年齢に応じて複雑に変化するということが、米ハーバード大学などの研究から明らかになった。 ●"Older Really Can Mean Wiser" The New York Times, MARCH 16, 2015 ●"When Does Cognitive Functioning Peak? The Asynchronous Rise and Fall of Different Cognitive Abilities Across the Life Span" Psychological Science, March 13, 2015 私たちの運動能力や知的能力が歳と共に変化することは、(科学者に言われずとも)誰でも実感している。知的能力に限ってみれば、たとえば「物覚えの良さ(記憶力)」や「暗算力」などの能力は若い頃の方が高い。一方で「相手の
アポロが月に行かなかったという話をすると、当時生まれていなかった人まで、異常に燃え上がって反論してきます。 これはなぜ? そこまで信じ切っているからですか。 アメリカのような大国は嘘をつかないと思っているからですか。 理解できません。 自分は行ったこともないし、アポロの月の石を分析したわけでもないのに、アポロは月に着陸したと主張したい理由を教えてください。
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