川崎市中原区は十六日、二〇〇〇年に区役所に設置されたタイムカプセルの収納品が劣化し、当時の子どもたちから寄せられた約千九百人の「未来へのメッセージ」が判読できないと発表した。九月の区制五十周年記念イベントに向けた準備で区職員がカプセルを開封して分かった。屋外で結露や熱の影響を受けたとみられる。(北條香子) カプセルはアルミ製の球状で高さ約一・三メートル。「なかはら世紀越え記念カプセル」として、二十世紀最後の日の〇〇年の大みそか、区役所の正面玄関近くに設置された。区制五十周年の今年開封することになっていて、区の担当者も「楽しみにしていた」という。