先進的なデジタル文具ユーザーや、ガジェットマニアなら、昨今、複数の文具メーカーから相次いで発表された「デジタルノート」という新しい文具ジャンルがあるのをご存知だろう。それらの共通の特徴としてノートの紙面に秘密があり、多くは紙面の四隅に“専用のマーク”が印刷されている。文字や図を描いた紙面をスマートフォンで撮影し、四隅のマークを頼りに台形補正などを行なう。そして、クラウド系のサービスにアップロードし、パソコンやスマートフォンで再活用するのだ。 O-RID社の「Kyber SmartNote」だけは、撮影したすべての手書き文字を“機械的OCR”と“ヒューマンパワー”で、デジタル化(IT処理可能なテキスト化サービス)を行なっている。そのO-RID社が今度は、普通のノートや紙ナプキンでも、書いた文字をオレンジ色の専用マーカーで、なぞったり、囲んだりした部分だけをテキストとして認識することのできる「