CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
本連載ではKubernetesの簡単な説明からはじまり、開発者の方にとってKubernetesを利用することで何が嬉しいのか、どのように開発フローが変わっていくのかについて、イラストを交えながら紹介します。今回は、Kubernetesとは何か、どんな特徴があるのかについて解説します。 はじめに はじめまして。サイボウズ株式会社のあおい(@_a0i)です。最近Kubernetesという単語を聞くシーンが増えてきましたよね。もともとインフラに関わっていなかった開発者の方でも、身近で聞くことが多くなってきたのではないでしょうか。 しかし、「最近Kubernetesについてよく聞くけれど、なんだろう?」「Kubernetesを使ってみたいけれど難しそう、どこから始めればいいかわからない」こう言った悩みを抱えている方もいると聞いています。本連載ではKubernetesの簡単な説明からはじまり、開発者
デブサミ2020の1日目、「質とスピード」というセッションが人気を集めた。2019年10月に開催されたEngineering Organization Festival 2019で評価の高かったセッションをアップデートして再演したものだ。登壇したのは、テスト駆動開発者として有名な、タワーズ・クエストの和田卓人氏。ライオンのアスキーアートといっしょに紹介されることが多いという。プロジェクトマネジメントにはQCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)という概念があり、トレードオフの関係になると言われている。確かに開発の現場でも、「いまは大事な時期だから、品質を犠牲にしてスピードを優先しよう」といった判断が行われることは少なくない。しかし、和田氏は、ソフトウェア開発の文脈において、逆の効果をもたらすことを、多くの資料を引用して再構築してみせた。 タワーズ・クエスト株式
デベロッパーと強いリレーションシップを築くことを目指し、「Developer Relations(DevRel)」として活動を進める企業が増えている。11月に刊行された書籍『DevRel エンジニアフレンドリーになるための3C』は、これまでDevRelを実践してきた著者陣が集まり、DevRelの考え方をわかりやすくまとめた入門書だ。ここでは、書籍に収録したLINE砂金信一郎氏の取材を再構成してお届けする。(2019/06/06収録) 「デベロッパーにオープンなLINE」へ、キッカケはMessaging API 砂金信一郎(以下、砂金) 戸倉さんと僕というと、マイクロソフト時代の1 on 1を思い出しますね。 職業「戸倉彩」(以下、戸倉) そうですね。もともと私はマイクロソフトに営業で入ったのですが、砂金さんと案件をやろうという形で仕事が始まったものの、一方で、「クラウディア・窓辺」をトリガ
ゲームを始めとする分散型アプリケーションの存在感が増し、いよいよブロックチェーンの技術が各社のサービスに実装され始めました。翔泳社の最新刊『Pythonで動かして学ぶ!あたらしいブロックチェーンの教科書』(翔泳社)では、その根幹にあるビットコインのブロックチェーンに注目して構成技術やコードを解説しています。では、なぜ今それを学ぶべきなのでしょうか。本書から「第1章」を抜粋して紹介します。 本記事は『Pythonで動かして学ぶ!あたらしいブロックチェーンの教科書』の「第1章 ブロックチェーンの概要と学ぶ意味」から抜粋したものです。掲載にあたり、一部を編集しています。 分散システムとブロックチェーン ブロックチェーンは突然生み出された技術ではありません。このことは分散システムの特徴と発展の歴史を見ていくと、よくわかります。 集中システムと分散システム ソフトウェアシステムの構造(アーキテクチャ
9年ぶりとなるメジャーバージョンアップを控えて、盛り上がりを見せているDjango。この連載では最新のDjangoとDjango REST frameworkを用いたプロダクト開発の手法を、実務に使える形でお伝えしていきます。今回はDjangoの特徴を確認してからDjangoプロジェクトの環境構築についてをご紹介します。 はじめに データ分析や機械学習の隆盛に伴い、Pythonの人気は近年とても高まっています。それはNumPyやChainerといった便利なPythonライブラリが充実しているという理由がもちろん挙げられますが、Pythonが汎用プログラミング言語であることも人気の後押しになっています。 実際、「収集・分析したデータの二次活用として、Webアプリケーションを作りたい」という声をよく聞くようになりました。Pythonならデータ処理からWeb開発まで一貫して同じ言語で書くことがで
Microsoft Azure(以下、Azure)が提供するフルマネージドなSQLデータベースは、2017年5月にMySQLとPostgreSQLがパブリックプレビューとして追加されるまで、SQL Serverのみでした。今回はその2つをAzure Portalで作成する方法と、PHPから実際に使う方法をご紹介いたします。 1. Azure Database for MySQL/PostgreSQLとは? MySQLとPostgreSQLが追加されたラインナップ拡充の背景として、以前からAzureではClearDBというサードパーティー製のMySQLを提供していましたが、利用者からはMicrosoftが提供するマネージドなMySQLやPostgreSQLを利用したいという要望が数多くあり、それが実現したという結果になります。 Azureの要望は見える化がされていて、Feedback For
「Excel方眼紙」は、表計算ソフトであるExcelにおいて、セルが小さな正方形状になるよう行と列の大きさを調整し、方眼紙のような見た目にする手法。罫線を多用して緻密にレイアウトされる、日本の帳票を再現するのに便利な手法だが、レイアウト修正の難しさやデータとしての再現性の低さから、批判も少なからず存在する。 グレープシティは、2014年に「Excel 方眼紙が自社開発アプリに生まれ変わる!?」と銘打って、データベースアプリケーションの画面構築部分にExcel方眼紙の概念を取り入れた「Forguncy(フォーガンシー)」を発売しており、「Excel方眼紙」問題に強い関心を持つとともに、同問題について直接顔を合わせて議論する場を提供したいとの考えから、「Excel方眼紙公開討論会」を企画した。 「Excel方眼紙公開討論会」では、「Excel方眼紙」問題にくわしい、または強い関心を持っている4
illustration by iwasawa これまでのSelenium さて、最新事情に触れる前に、本記事をご覧の皆様は既によくご存知かとは思いますが、あらためてSeleniumとは何か、そして現在の形に至るまでの道をおさらいしておきましょう。 Seleniumは、Webブラウザの自動操作ライブラリです。人間がWebブラウザでやるような手作業を、自動的に再現できます。単純作業の自動化に利用できるほか、一般的な自動テストフレームワークと組み合わせることでEnd to End(E2E)テストの自動化を実現できます。Webアプリケーションのテスト作業で苦労されている方にとっては福音のようなライブラリですが、自動テストコードや実行環境の維持・実行時間などが大がかりになりがちで、利用コストは高めです。回帰テストの自動化など、繰り返し利用が多い用途への適用が特に効果的でしょう。 Seleniumの
ワークスアプリケーションズ主催「COMPANY Forum 2016」でのエンジニア向けトークセッション 第3部のテーマは「世界で通用するエンジニアになるには」。海外に開発拠点を持ち、外国籍エンジニアが多数所属するワークスアプリケーションズの井上誠一郎氏と廣原亜樹氏、Ruby開発者として世界中のエンジニアと関わるまつもとゆきひろ氏、モデレーターとしてITジャーナリストの五味明子氏が登場。日本人エンジニアが英語を習得するにはどうすればよいか、日本と世界のエンジニアの違いなどについて語り合った。 第1部「40年前から進化のない企業向けシステムを、いかに「ユーザ視点を当たり前にしたシステム」にするか ~ ワークスアプリケーションズの奮闘【COMPANY Forum 2016】」 第2部「「魂の浮力」が高い場所を知り、自分らしくあれ――まつもとゆきひろ氏が考えるエンジニアの幸福【COMPANY F
こんにちは。アマゾンウェブサービス(AWS)サポートの有賀と申します。好きなサービスはAmazon Virtual Private Cloud(VPC)です。これからAWSサポートの各メンバーがそれぞれ「今一番AWSユーザーに伝えたいこと」を連載の形でお届けしていきます。筆者の担当する本稿では、AWSの「ネットワーク」について見ていきたいと思います。第1回の今回は、AWSのリージョンやアベイラビリティーゾーンといった、ネットワークの「物理設計」について解説します。 本稿でお伝えするのは下記の内容です。全3回に渡って解説していきます。 AWSのネットワークの物理的な側面 ⇒ 第1回 AWSのネットワークの論理的な側面 ⇒ 第2回 AWSのネットワークにおけるベストプラクティス ⇒ 第3回 AWSのネットワークにおいて過去に発生した問題の事例 ⇒ 第3回 必ずしもAWSの使い方といった内容では
RESASは、産業構造や人口動態、人の流れなどに関するデータを集約し、地図上に可視化したシステム。地方自治体がデータを活用し、地方創生のための戦略立案ができることを目的に2015年4月に公開された。 今回公開されたRESAS-APIは、RESASに搭載されているデータを自由に取得・利用することのできるAPI。これにより、RESASに搭載されているデータの加工や、別データとの組み合わせ、最新データの自動での取り込みが可能になる。 公開されるデータは以下のとおり。 11月1日提供データ 産業マップ 稼ぐ力分析 特許分布図 輸出入花火図 海外への企業進出動向 農林水産業マップ 農業花火図 農産物販売金額 農地分析 農業者分析 林業総収入 海面漁獲物等販売金額 観光マップ 外国人訪問分析 商業マップ 商業花火図 商業の地域間比較 人口マップ 人口構成 人口増減 人口の自然増減 人口の社会増減 将来
プログラムを書く傍ら、12年ほど小説を書き続けて作家デビューが決まりました。こうした異業種参入の挑戦は、他の技術者の方にも参考になると思います。というわけで、「プログラマー的アプローチでの小説執筆」「執筆手順とプログラマー的ツールの使い方」の2点について、情報を共有したいと思います。 プログラムと小説 いつもは『マンガで分かるプログラミング用語辞典』を描いている、クロノス・クラウンの柳井です。松本清張賞の最終候補に残った私の小説が、文藝春秋から『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』として、8月27日に出版されました。 実はプログラムやその解説書などを書きながら、12年ほど小説の新人賞に投稿を続けていました。そして50作以上書き、試行錯誤していました。その間、プログラマーならではのアプローチで、新人賞の攻略に挑んでいました。 結局、賞を取れずにデビューとなりましたが、「プログラミン
IT業界において数十年もの間、大きな仕様変更がなく主流の技術であり続けているのがリレーショナルデータベースとSQLです。『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』の著者でデータベースエンジニアのミックさんは、SQLを学べば長く役立つものの、データベースの魅力はそれ自体の面白さだとおっしゃいます。今回、ミックさんにデータベースの役割や魅力、そしてSQLの学び方についてうかがいました。 いろいろなシステムを見ることができるのが面白い ――ミックさんは『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』のほかにも、翔泳社から多数出版されています。データベースとSQLの書籍が主ですが、普段はどういった仕事をされているのでしょうか。 ミック:私はSIerに勤めていて、システム開発というよりは、システム開発でトラブルが起きたとき支援を行なうチームに所属しています。パフォーマンスを高めることが
本書は、マイクロソフトが開発/提供をしているASP.NETの解説書です。ASP.NETの特長であるサーバーコントロールの操作方法だけでなく、用語解説などの基本から本番環境への移行までこの一冊で解説しています。Webアプリケーション開発初学者の方が自分の力だけでWebアプリケーションを作成していくために必要な情報を網羅しているだけでなく、応用の仕方や開発に役立つTipsなど幅広い解説をしています。初心者の方の基礎固めだけでなく、すでにASP.NETを使いこなしている方にも復習や新たな発見として役立てる書籍です。 担当編集者からのコメント 『独習ASP.NET』はすでに4版も改訂している大人気書籍です。今回の改訂で第5版を刊行することになりました。本書籍の初版の刊行年が2004年ですので、10年以上に渡って読者の方々に読んで頂いていることになります。 それほどまでに読者の方々に支持されているの
今年で20周年を迎えるプリクラ。近年は「デカ目」「美肌」加工でも話題です。そんなプリントシール機シェアNo.1であるフリューのプログラマー、八田育子さんにお話を聞きました。女の子のかわいく写りたい願望を叶えるために、プログラマーに求められることとは? 今回は聞き手として、サイボウズ・ラボの竹迫良範さんも登場です。 スマホ時代にプリクラは今こそ全盛期、女子中高生の9割がユーザー 竹迫)先日、久しぶりに家族でプリクラを撮ったんですけど、今のプリントシール機って、すごく進化していますよね。撮影と落書きのブースが分かれていたりして。 そうですね、レジャー施設などに設置してある特殊なもの以外は、すべてブースが分かれています。回転率を上げるためと、落書き時間を長く取るための工夫ですね。最近の機種では、お金を入れるところも外で、先に背景などを選んでから、撮影だけ中で行って、終わったらまた別のブースで落書
私は元々、株式会社 日立製作所で、主にエンタープライズ系システムの検査を生業としていましたが、昨年秋より所属が変わり、現在は組み込みソフトウェアの評価の仕事をしております。新しい職場ではテストの自動化業務も担当することになり、あらためてギア本を拾い読みしているところです。 本稿では、私が翻訳を担当したギア本の第3章「スクリプティングの技法」が、現在までにどのように変わってきているかについて述べたいと思います。 テストを自動実行するための5つのスクリプティング技法 第3章では、テストを自動実行するためのスクリプティングの「技法」として、5つのアプローチを解説しています。表現に少々一貫性がないように感じられるのですが、原書どおりなのでお許しください。 リニアスクリプト 構造化スクリプティング 共有スクリプト データ駆動スクリプト キーワード駆動スクリプト 簡単におさらいしてみましょう。詳しくは
この記事では、ASP.NET MVC5のひな形ページで使用されているBootstrapというフレームワークについて紹介します。Bootstrapは、CSS3ベースのオープンソースで、デザインが苦手なエンジニアでも見栄えの良いページを作ることができる魅力的なフレームワークです。 前編にあたる本稿では、「Bootstrapの特長」「ASP.NET MVCで生成されるひな形」「Bootstrapの仕組みとUIコンポーネントの理解」について紹介します。Bootstrapを学ぶことで、よりリッチなサイトを簡単に作れるようになります。 Bootstrapの特長 Bootstrapは、元TwitterのMark Otto氏とJacob Thornton氏らによって開発されているオープンソース(MITライセンス)です。HTML5、CSS3、jQueryといった技術をベースとしており、最近ではフラットデザイ
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